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とまり木 常盤木 ごゆるりと

ひねもすのたのた

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誰にも知られず幕は上がり誰も気づかず映写機は回る

ピラルクに癒される日々の中へ、ジンベイザメも加入してくれました。
現時点における、わたしの二大癒し要素。


ありがとうピラルク、ありがとうジンベイザメ。
きみたちを釣り上げるたびに、陶然として胸が満たされます。
そして懐も満たされます。わたしの口座にご協力ありがとう。
これだけ見たら何のことだかですが、ええ村のことです。
うちの村はゆっくり発展なので、実に真実スローライフです。
やや意味が違う気がしますけれどね。ええ半分わざとです。
まったり村長ライフを気長に楽しんでおります。

そんなこんなしているうちに、紐育という名の東京へ行っておりました。
色々と書きたいこともあるので、忘れないうちに形へしないとです。
ただショウだけでなく、三鷹のあの美術館にも行っていたのです。
そこで。本当に。素敵なことがあったので。
何をさておいても、あのことを書かなければと考えています。

あの美術館は、館内での撮影が禁止で。
理由については、ご案内でも述べられていて。
『物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、
この空間をご自分の目で見て、体で感じてください』
と、あります。
……まさに、その通りでした。
ばかなことを、と笑われてしまうやもしれませんけれど。
まるで物語のような出来事に遭遇しました。
あの瞬間だけ、わたしは、物語の真ん中に入ることを許されました。
何に一番近いって、地球屋さんに初めて入った雫さんにです。
本当に笑われるでしょうが、わたしはあの時、雫さんと同じでした。
『物語の始まる瞬間』に立ち会えたのです。
その時間が終わり、ふらりと場を離れた後。
思わず建物の隅で壁と向き合い、嗚咽をのみこんで、目元を拭ったくらい。
あんな時間を、あんな物語を、扉を、開いてくださって。
他にも素晴らしいものはたくさんありましたけれど。
もうあの体験だけで、何物にもかえがたい美しい何かを、頂けました。
なんて、美しい。

ほんのひととき、開かれた扉。
もう閉じてしまった扉。けれど今のわたしには十二分。
その世界を、わたしはそぉっと、僅かに、覗くことができました。
わたしは、わたしのなすべきことを。
わたしの指が語れることを。

わたしはわたしの物語を。
ねえ、雫さん。

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