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とまり木 常盤木 ごゆるりと

ひねもすのたのた

 

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三者に漂うあの品の良さは一体なんなのかしらと

自分でも、三日に一本ペースはやりすぎかと思っていましたが。
現在、八日目。三本目のおしまいまで、辿り着いています。


なんなの。我ながらどういうことなの。
疑問に思いつつも、内心は割りとひゃっはーです。
わあい。ちゃんと目標達成できてます。わーい!
短編効果って凄いですね。こんなにしゃきしゃき書けるだなんて。
これまで数日かけて延々書いていたのはなんだったの。
書き始めた初日に、最後まで到達できるよろこび。
短編書くのが、こうも嬉しく楽しいものだとは。
……今後に向けて、励みになりますね。
もっとも、短くまとめられれば、の話ですが。
しかもわたしこれ、あいた時間を全部書くのに回してはいないのですよ。
途中で本を読んだりも、きちんとできています。
それこそこうして、日記なんかも書けているわけですし。
時間配分に少し気を遣うだけで、違うものなのですね……。

今度のお話は、短編なオムニバス。お話四本。
上手い具合に起承転結になりましたね。
起と承は、見直し一周目が終わって、二周目地ならしもほぼ終わり。
最初から文章密度が高いお陰で、普段に比べると早い部類です。
……長いやつの時は、密度がちぐはぐなので、手直しが本番となりますが。
このたびは手直しがほんと楽です。
最初から最後まで一貫して頑張ることの大切さを痛感しています。
まあそんなこと言いながら初回見直しは四時間とかかかりますけれど!
転は、本日どうにか最後までいけました。
こちらも文章密度は結構みっちり。多分、一番書きたかったお話なので。
一周目見直しも、先の二つより更にましなことになりそうです。
きちんと全体を、整えていかなくてはです。
そしたら明後日からは、いよいよ最終決戦!
長さでいうと、最も短くなりそうな予感がします。
だからといって気を抜かないように、引き締めていかなければ。
腰痛もおかげさまで劇的に回復しております。
わたしの腰に狙いを決めてクレイジー・ダイヤモンド。


本を読む時間があるため、シェパートン大佐読んでます。
……ようやっと読むペースが上がってきました。
や。その。最初の二章くらいで、どうも引かれなくって。
少々遠ざかりかけていましたが、そろそろ面白くなってきました。

しかし神宮訳ってこんなに読みづらいものでしたっけ……?
全体にとても角ばっているといいますか、空間が非常に把握しづらい。
何度も指を止めて考えこむのですけれど、結局断念することが多々。
わたしの読解力がないためですね。反省です。
いや、だとしても、分かりにくい表現が多くって!
「スポークのリムって何!?」とかなって広辞苑引っ繰り返す始末です。
輻の車輪ってことなのですね…ほんと何かと……。
出版年を見たら1968年でしたよ。ちょっと納得です。
しかし先日読んだマーニーといい、わたし最近このあたり続きますね。
英国史の内容が含まれているため、少し前に触れた貴族本知識が助けに。
ああ王政復古だからあの王様…とか、ああヴィクトリア朝の後……とか。

内容に、かなりみっちりと教会関係の知識が含まれているので。
溢れ出す専門用語の数々に、非常なとっつきにくさをおぼえるのでしょう。
だってわたし今も正直クリアストーリちゃんと理解してるかどうか。
特殊な単語続出なのに対して、注釈は少なめ。
そして教会内部の細かな構造描写が入るものの図はなく。
わたしの頭では、なかなか対処しきれませんでした……。
それに加えて、マーニーと違ってこちらは大変に英国的な文体です。
子供とはいえ口から出るのは皮肉っぽく聞こえるほど斜に構えた言い回し。
あと、悪戯盛りの男の子たちのお話ですしね。
宮崎監督がお好きな一冊だそうな。とても納得です。
マーニー読後なので、切り替えに時間がかかっているのでしょう。
時代的にはほぼ同年代のはずですけれどね、この二冊。
むやむや言うておりますが、本自体はもう折り返しです。
次に借りるものを考えなければいけないほど、あと少し!

訳が古いゆえの読みづらさかしらと思うものの、なら村岡訳は何なのかと。
あと高橋訳。ああ、高橋訳は古風ですけれど品がよくて、優しいですね。
前にも言うた気がしますけれど。
個人的に大好き翻訳三傑は、村岡訳、高橋訳、瀬田訳です。
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手にしてほろほろ崩れゆく、からの逆回しで組み立てて

確実に観に行く予定、というわけでもありませんが。
何となく、予習気分で思い出のマーニー読了しました


いままでよんでなかったのか、という話ですけれどね。
や、でも久し振りに児童書に触れましたが、良い作品でした……。
機会をくれたというだけでも、映画に感謝です。
児童書を読んで落涙したなんて、いつ以来なのやら。
あまりに胸を打たれたので、ちょこちょこ感想をまとめてみましょう。
例によって例のごとく文章に脈絡がありません。
思いついたことなどをぽこぽこ書いているだけです。
映画も控えておりますし、ネタバレ回避に、続きへ格納しておきます。
しかしこれ単なるひとりごとなんじゃあ……?
マーニーよりも自分の再構築のこと考えてるような。
そもそもこれ、明確なネタバレなのかどうか異様に分かりにくい予感が。



どぎつい色彩も胸を満たす草いきれもないけれど



久し振りに本のことでも書いてみましょうか。
しかし今年は百冊いけそうにありませんねえ……。


ものっそい今更なのですがカニグズバーグにはまっています。
まだ二冊しか読めていないのですけれど、ぐいぐい引きこまれて。
最初の一冊目は、お定まりともいえる『クローディアの秘密』で。
面白い、とか、楽しい、とかではないのです。
何でしょう。当然ながらわたしの勝手な個人的見解ですが。
とにかく引きこまれる。興味深くて。
めまぐるしい場面転換や血沸き肉躍る冒険ではありません。
視線が深く、深く、内側へ。
肉を分け入り、奥へめりめりと掘り進むような。
そんな視線と、指を、思います。

これまでよく読んできたものとは、随分雰囲気を異にします。
でも、それはきっと当たり前なのです。
作者自体、最近の方ですしね。いやむしろ現役ですし。
お話も、舞台はともかく発表されたのは戦後のもの。
百年前後昔のお話とは違い、常識や感覚も今とだいたい同じ。
だからすんなりと馴染めるのでしょう。
時代背景やらを頭に叩きこむ必要がなく、お話に注力できます。

あと、妙に新鮮におぼえてしまうのは。
わたしがあまりアメリカ文学に馴染みがない所為やも。
アメリカが舞台のでよく知ってるのはそうないのです。
奴隷解放も戦争も関係のない、アメリカの日常。
しかも場所はニューヨーク。キャロラインならピッツバーグ。
文章が都会的なのですよね。
でも気取っているとかではなく、淡泊で、下品にならない凝視。
機知や諧謔でも、あとシニカルでもない。
ただ、淡々と都会的なのです。
そこに描かれる子供たちに向ける指の、なんて真摯なことか。
理解のない大人なら「生意気」や「こまっしゃくれた」
みたいに、一方的な評価を張りつけてしまいそうな子たち。
そんな彼らへ向き合い、丁寧に、複雑な内面をほどいてゆく。
でもうるさい文ではなく、ある程度で指を止め、あとは読者に任せる。
その匙加減が絶妙なのでしょう。
……比べるのもアホな話ですが、わたしには、なかなかできないことです。

恩着せがましくなく。
勿論、お説教でもなく。
訳者あとがきにもありましたが、子供をちゃんと「一人前」に扱っている。
それが、子供にとって、どれほど望ましく誇らしいことか。
かつて子供たちは、自分たちが求めている本が、みつからず。
大人たちの本棚から盗んできました。ガリバーとかあそこらへん。
けれどカニグズバーグなら、盗まずとも用意してくれている。
しかも年齢をこのくらい、と区切ることもなく。
当時の子供たちは、きっと、喝采をもって受け止めたのでしょうね。
そんなことを思いながら、ページを繰っています。

とはいえ。
まだ読み始めたばかりなのです。
なので、次を選ぶ楽しみがあります。まだまだありますもんね。
何かおすすめありましたら、教えてやってください。
取り敢えずベーグル・チームあたりにいこうかと画策中です。
まだまだ現役の作家さん。
しばらく、じわじわとお付き合いさせて頂こうと思います。

幼い頃からの友人であり教師であり海であり


先日の日記を書いていて思ったのですけれど。
わたしは本が好きなのだなあ、としみじみしました。


読書家の方々には、物量的にも知識量的にも、及ぶものではありませんが。
すき? きらい? と問われれば、だいすき! と答える以外に選択肢なしです。
初めての本に手を伸ばして、好みどんぴしゃだった時のあのよろこび。

選ぶ基準はそれこそ運試しのようなもの。
ジャケ買いみたいに借りる時もあれば、タイトルに惹かれての時も。
ちゃんと評判とかを調べてからのが良いのでしょうが、まあおみくじ感覚です。
そのぶんはずれを引いてむがあああとなることだってあります。
けれど、あたりに巡り合った時など、くるくる回りたくなるほどの嬉しさです。
『フィオリモンド姫の首かざり』なんて。
題名だけで面白いに違いないと思ったものです。
クィーン・アンが言うところの「スリルがある」とか「ぞくっとする」ですね。
題名の素晴らしさなら『幻のスパイス売り』なんかもぴかいち。
わたしがおはなしの題名つけるの苦手、ということがあるものですから。
題名だけで惹きつける、ごてごてするでなく、すんなりとでも秘密をふくんで。
表紙を繰らずにはいられない、と思わせる力を持つ名前を過たず選び取る感性。
自分にないものですから余計に憧れ、羨むのやもしれません。


次は何を読みましょう。
残り一冊になってる、ベイカー街の探偵さん?
いや…それもなのですが、本当はファウンデーションも……。
シリーズ五作目まで読んどいて、そこで止まっているのです。
や、その、あいたいあいたいと求め続けていた相手に会えてしまったもので。
ようやくあえたという達成感に支配され、すっかり先に進めません。
もえぎさん、シリーズ残り二冊なのですよ……。
――はよ読みます。はい。
でもその前に名探偵さん!
でもわたし調子に乗って別の小説一冊と解説本も借りちゃいました!
しかもどっちも四百ページオーバーでうわあ。
……ファウンデーション、しばらく、待っててください……。
しかしわたしゼノ好きのくせに幼年期の終わり読んでないのは詐欺でしょうか。
読もう読もうと思い続けていつの間にやら十四年。ひどいはなしです。

本の話ついでに書いちゃいますが、ホビットの冒険の映画いつでしたっけ。
今年だとはどっかで聞いたのですが、果たして日本公開は早いのか遅いのか。
配役も脚本もてんで調べていないのです。
なので、ただ純粋に、わあいたのしみたのしみと思っています。
いやあ緑葉の誰かさんの父上がどんなだか楽しみですよふふふ。
スランドゥイル王がどんなお姿でどんな描写をされるものやら!
ホビットは、以前犬マユでパーティ構成が説明されていて。
『まほうつかい×1 せんし×12 おでぶ×1 とうぞく×1』で。
「RPG的にはものスゴイわけわからんパーティ」と評されて笑った思い出が。
いや確かにそうなのですが。実にその通りなのですが。
こうやって見ると大変にわけわからんパーティです。
取り敢えず最大の問題はドワーフが13人いるからだと思います。


霧と機械と煤煙の


ものっそい遅れ馳せながら、そろそろ推理物を読んでいます。
とはいえ、まだ主に読んでるのはベイカー街の誰かさんだけなのですが。


映画化を機に読み始めた、とかではないのです。
でも理由は非常に不純と言いますかだめな感じです。
や。その。地元のローカル局が。少し前に。
朝から、わんこホームズの再放送をしていたものですから。
ついついそれを見ているうちに、むくむくと読みたくなったのです。
と、申しますか、観念した、というほうが真実に近いでしょうか。
ずうっと推理物に苦手意識がありまして、ちっとも触れなかったのです。
けれど幼い頃から随分と時間が経ちましたし、そろそろ読んでも、と。
まだ読みながらおろおろしておりますが、徐々に経験値を積もうかと。
……しゃあないやないですか、わんこホームズかっこいいのですから……。
むしろホームズと言われたらわたしわんこしか思い浮かばなかったです以前は。
まあ何がきっかけになるか、分からないということで。

あ。もしかしたら、動機の原因、もう一つあるやもです。
ちょっと前からほんと今更ながらSFを読み始めておりまして。
で、わたし全然知らなかったのですがSFでも推理物って定番なのですね。
へえええと新鮮な驚きに感心しながら、ゆっくり馴染んでいったようです。
ありがとうねダニール。流石ですダニール。だいすき。

で。名探偵さんの映画を見て。
『せんせ、あんなにいちいちカリカリしてはるかしら…』
と、まあアレンジは入るしと思いながら少し気になっておりましたら。
ふと見直してみた本の感想に、『せんせがいらちすぎる』という一文をみつけ。
ああそうか原作からしてそうだったか、と一人で納得しておりました。
あと映画のお二人ほんとえらく仲良しですが、原作もそうだとも納得。
ちょっと映画は喧嘩が多いような気もしますが。
原作せんせのいらち属性が治らないまま進んだら、ああなるのかと。

わたし使っている手帳がほぼ日手帳なものですから。
本の感想とか書くスペースがあって、大変助かるのです。
いやほんとありがたいのです。でないと、内容忘れちゃいそうで怖くて。
書いてても忘れてるという説もありますけれどね!
読んでて、最初のイメージはどうしてもわんこホームズ。
わんこホームズの、スマートで、理知的で、少しお茶目な印象。
それが緩やかに変化してゆくさまが、感想に出ていました。
わたしまだ全作品制覇はしていなくて(残り一冊!)
しかも児童書なので、ちょっと感想を呼ぶには頼りないやもですが。
続けて読んでみると、我ながら少し楽しかったので、並べてみました。
一応推理のネタバレは含まないようにしておきますね。
ほんとはもうちょい長めの感想ですが、短めにしておきます。
よろしければ、どうぞです。念のため、続きに隠しておきますね。
しかしこれわたしが楽しいだけですねってうちのサイトだいたいそうでした。

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