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とまり木 常盤木 ごゆるりと

ひねもすのたのた

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あの山深い故郷に眩惑されて


クリアしたり良いものをみて書きたい気持ちがむくむくしたりで。
FF5のお話を、書きだしてみたのですけれど。


どうにも上手く言葉が流れません。
題材が初のFF5だからなのか、そもそもお話書くのが久し振りだからなのか。
原因はいまひとつ断定しきれません。
そして書くにつれ問題点ばかり見えてきてぐるぐるします。
情景描写や心理描写を細かくしすぎるのは悪い癖だと知っています。
感情を描こうとするのなら、感情そのものを書こうとするのではなく。
ちょっとした動作、挙措に、仮託して描くべきなのです。
手や指はよく語ってくれますもんね。
書きこみすぎるのは読み手を信用していないことにもなりかねませんし。
そのあたりの力配分を……などと考えだしますと。止まらなくなり。
書きながら、じわじわぎりぎりしています。

そもそもの問題としてこのバッツ喋らない。
スコール並みに心の声ばっかですよ喋りませんよ。
……でも、再プレイしてて、思ったのです。
「あれ、思ってたより、バッツ、寡黙?」って。
寡黙というより、ここぞというところで案外喋らないのです。
リックスでそれは殊、顕著に感じました。
あそここそ、いっくらでも話せる、話題に事欠かない場所。
なのに仲間との会話イベントであったのは、ファリスとのやつくらい。
肝心なところで、あまり胸の内を晒さないで、口を噤む。
そのぶん、いざという時の一言の重みが増します。
なので数年ぶりに行ったリックスで、ああお話書こう、と思ったのです。
そんな彼を、書きたい、と願ったので。

ぐう、それにしても悔しい。きれいに書けない。
こないだ、以前に作った本を突然に読み返してみまして。
わたし自分で書いたお話にあまり感触とかおぼえないのですが。
その本だけは、お話読んで、「何この絹みたいな文章」て、なりました。
初めてではないでしょうか。
自分で自分の文章の特徴は、分からないものです。
分かったとしても、それは問題点ばかりが浮かび上がるだけで。
こんな感想を抱いたのは、たぶん、初めてです。
こっそりびっくりしました。
びっくりすると同時に、ちょっと納得しました。
その本は……東京ゼノオンリのために作った、喫茶バレンタイン本。
アホみたいに繰り返し繰り返し寝かせては読み直して修正し。
句点の一つ、読点の一つ、語尾の繋がり、語彙の並びに至るまで。
細い糸を精練してゆくように、練り上げたもの。
ひったすらねりねりしまくったので、肌触りが良くなったのでしょう。
別に肌へさらさらする文章が良い、というわけではありません。
ただ喫茶の世界には、あの文章がよく合いました。
あんなの、書けるんだなあ、わたし……と、なぜか感慨深く。


書こうとしているのが、リックスなので。
肩に力が入りすぎているのやもしれません。
リックスの村で、しかも内容は想い出のオルゴールです。
……だめですね。気合入れてかからないと、書けない相手です。
文章で音楽を絡めて表現するのは、とても難しいと思うのです。
けれど、それでも、書きたいと思いました。挑みたいと。
生半可なものは書けません。
誠実に、真摯に向き合って、格闘しながら、書きます。
ちょっと色んな思い入れや感情を詰めこみすぎですが!
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