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とまり木 常盤木 ごゆるりと

ひねもすのたのた

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愛と憎しみの狭間を……


びっくりしています。
こんなに何も書かずに。こんなにも留守にしたことなど。


はじめてなのでは、ないでしょうか。
お陰でキィへの指の運び方さえ忘れそうな勢いです。
いや半分嘘です。
ただ、ぎこちなくは、ありますね。タイプミスするする。
留守の理由は、まあその、色々わやわやしておりまして。
ぽっかりサイトを空けておりました。
ですのに。その間も、お客様はいらしていたようで。
お越しをありがとうございました。
そして何より、ぴったり途絶えておりまして、すみませんでした……。

だめですね。体力がないと。
幾度かせめて日記だけでも書こうとしたのですけれど。
ぐったりして、なかなか起き上がる気力が残らなかったのです。
それでついつい、ついったさんのほうで、呟くのみになってました。
―…ああもう、言い訳はやめましょう。
せっかくこうして、書くことができるのです。
言葉を綴りましょう!


でも今一番書きたいことってFF7のことなのですよ。
拙宅がゼノサイトであることを考えると、清々しく斜め上ですね。
いえその…現在うっかり、異説熱がじくじく再燃しておりまして……。
異説。ええ。ディシディア。
どっかのイカへぎりぎりすることはありつつも、無印は好きでした。
……何か、素直に好きと言うことへ、いまだに無駄な抵抗はありますが。
わたしはあまりにもイカを憎みすぎる。
包丁とカンテラを持ちたくなるくらいに。わたしのうらみ。
イカがいるので、ぎりぎりとします。
けれど、バッツがいる。セシルも、ティナもいる。
わたしの大好きな大好きな懐かしく愛おしい古い友人たちがいる。
その年月の長さは、イカなんかと出会ってからより、うんと上。
積年の恨みより、長年の親愛が勝った結果です。
だからわたしは。
きらいきらいすきじゃないぜんぜんはまってないと言いながら。
プレイ時間三百時間を刻んでいたのです。
親指を赤く腫らしながら。
友人から借りたPSP本体の○ボタン半壊させながら。


これ以降、FF7本編や異説続編に関して相当厳しい口調になっています。
原因の七割はイカですが。
イカや純粋に7本編や異説続編がお好きな方は、退避を願います……。
続きで、どっさり、書いています。

しかし一ヶ月以上ぶりの日記がいきなりこれて何なのわたし。

異説無印は、イカをさばきたくなるほど憎むひとへ、丁寧でした。
配慮がありました。実にこまやかで。
そして何より。『花』の描写が、素晴らしかった。
直截ではなく、婉曲に。ほのかに匂わせて、けれど確かなもので。
咲き初めの繊細な蕾を、触れないよう手を添えて慈しみ護るように。
慎重に。真摯に。距離感を絶妙に保ちながら描かれた。
その向き合い方に、ついぞ感じたことのない誠実ささえおぼえました。
FF7本編からこっち、ずっと、欠片も抱いたことのない印象でした。
きっとFFシリーズで一番お花の似合うひと。
わたしの世界を引っ繰り返した、花と星と大地のひと。
あのひとが大好きな人間を、すくえあさんはずっと、踏み躙り続けた。
でも異説での『花』は。本当に、見事なもので。
積年の複雑な愛憎模様が、ぐら、と緩んだくらいでした。
十数年も眉間に寄せ続けた皺も、そろそろほどかれそうになって。
そうして異説続編で全ては粉微塵に砕けました。

わたしの怒りは有頂天になりました。ええほんともうこれ。
一瞬でもあなたを見直したわたしがばかだったと改めて思い知りました。
無印での、あの精緻極まりない匙加減は何だったのかと。
パティシエが秤と睨み合い、ボウルへ粉砂糖を1g単位で調整している。
そこへ塊の黒砂糖を手掴みで音を立て山盛り放りこむような。
続編はそんな蛮行でした。わたしはむしろ冒涜と思いました。
どうしてこんな惨いことができるのだろうと。
どれだけあのひとの存在を愚弄すれば気が済むのだろうと。

わたし、エアリスさん、だいすきなのです。
だいすきなのに書くことのできないひと。
好きすぎて書けないひと。
どれだけ書こうとしても試みようとしても決してしあわせにできないひと。
わたしは、あのひとに、しあわせになって欲しかった。
わたしは、「あなたがしあわせになりますように」と思い、書くのです。
書くことの原動力は殆どがそれです。
確かにそりゃあ、たまに悲しいものも書きますけれど。
それは根底にある幸福へと至る道との対比みたいなものです。
けれど、あのひとには、ない。
どうしようもない。
FF7本編が終わった後も、スタッフさんやら何やら色々ありました。
ことごとく、エアリスさん好きを打ちのめすようなものでした。
なので、異説無印での描写が、途方もなく新鮮で。
毛を逆立て続けるような態度を軟化させ、おそるおそる歩み寄ろうとして。
で、すくえにさんはあのひとを、客寄せパンダにした。
『そこにいるけれど誰からも話しかけられない存在しない存在』にした。
わたしが逆立てた毛は棘になりました。
もう、二度と、すくえにさんを信用することはないでしょう。



十六年も経つのにわたしはまだこんな。
十六年ですよ。十六年……。
何がばからしいってわたしこれ書きながらないてたのですよ。
あのひとのことを思い返し、言葉にしようとすると、どうしても。
悲しくて悔しくて大好きで嗚咽が漏れてきます。
けれど今回、色々考えて、気づいたことがあります。
わたしはイカを憎み続けてきました。
ええ確かにイカは憎い。でも……。
わたしは、腹を立てていた。
イカだけでなく、7本編やそれを取り囲む見えない誰かさんたちへ。
ずっと、ずっと、腹を立て続けていた。
抱き続けていた感情の正体を、やっと捕まえることができました。
憎いのでも、怒るのでもなく。ただ、腹を立てていたのです。
ひたすらに。

だめですね。
ゼノのように、一度だいすきになると、長いのですが。
一度、深い負の感情を抱いてしまうと、それも劣らず、長いのです。
その意味でもわたしの中で、7とゼノは、対極にあるのでしょう。
揺れない天秤。その両側。
揺れ動くのはわたしだけ。
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