とまり木 常盤木 ごゆるりと
ひねもすのたのた
店先でにまにまするのは不審以外の何ものでも
本日はモナド感想おやすみです。
その代わりにもなりませんが、ちょっとしたアホ話でも。
先日、友人とデェトがてら神戸へおでかけしました。
あれやこれやとお喋りしますが、モナドな話題も多くって。
わいわい言いつつ、そのままデパ地下行ったのです。
家族にお菓子でもおみやげに、と思いまして。
で。
わたしが神戸で何かお菓子を買おうとすると、とてもワンパターンなのです。
いつも同じお店で買ってしまうのです。
なにせ、神戸に出てるお店って、大概が全国展開してますから。
地元でも買えてしまうのですよね。
モロゾフもユーハイムもケーニヒスクローネも。
芦屋も含んで良いのなら、アンリ・シャルパンティエだってそう。
どうせお土産にするのなら、地元で買えないのが嬉しいですよね?
ピエール・エルメやオーボンヴュータン頂けたらもえぎさん狂喜です。
関西圏にこれらのお店はない。はず。そこにきてデメルがあるのは嬉しいです。
――話がすっかりいやしんぼ方面にそれておりますね。戻しましょう。
(ほぼ)神戸にしかない、とても可愛いお菓子屋さんがあります。
美味しくて可愛くて素敵なので、ひとさまに差し上げる時、よく利用します。
イベントでも差し入れによく使わせて貰っている、お店。
そこで先日も、家族へのお土産を買おうとしたのです。
どれがいいかと、うきうき選ぼうとしましたら。
目に入ってきたのは、新商品。その名は。
もえぎ「おお?新しいお菓子出てるー。フロロンやって!」
友人「フロロン……」
もえぎ「そららん(注:姉の旦那さん宅のわんこの名)みたいやねえ。かわいい」
友人「いや。うちはフィオルンみたいやと思った」
もえぎ「ちょ!?」
思わぬその一言に、テンション急激に上昇。店頭で動揺。
アホです。
でも何が一番アホって、その一言で思わず購入したわたしです。
しかも二袋(一つは家用、一つは友人と食べる用)
ええアホですよ。その評価は甘んじて受けます。
むしろ本人が誰よりもそう思っています。
で、ノリノリでフィオルンことフロロンを入手したわけですが。
フロロンを手に、喋りながら歩くうち、みるみる妄想が炸裂し続けました。
どこでどんなスイッチが入るか、分からないものですね。
何がどうなってそうなったのか、今となっては結構謎なのですが。
どうにか思い出してみますと、こんな流れでしょうか。
フロロンがフィオルンに似ている→なんだか子供が舌ったらずに発音したみたい→じゃあ小さい頃のシュルクか→ああそうそう初対面で自己紹介した時に上手く発音できなくって→『こんにちは、わたしフィオルン!』『ふぃ…ろ、ろん?』『フィ・オ・ル・ン』『ふ…ろ、ろ、ん』『ちーがーうー!』→みたいな遣り取りがエンドレスで→なにそれかわいすぎるどうしてくれよう→横で若かりし兄さんが『くっ、何だこの可愛い生命体たちは』みたいになってそう→そういや兄さんは発音簡単そうな→ディクソンさんは小さい子には発音難しそうなのに→じゃあ兄さんは一発で正しく発音して貰えたんじゃあ→兄さんのどや顔か…
全体的に最早何がなにやらですが、大体こんなでした。
まあ早い話、ちっさい子が舌ったらずにお喋りするのは可愛いですね!という。
これが切っ掛けとなって、コロニー9組幼少期妄想に火がつきました。
色々とどうしようもありません。
因みにお菓子のフロロンは、大変美味しかったです。
生地にチーズが練りこまれていて、上にレモンのジャムがちょっぴり載っていて。
もちゅもちゅしっとりした触感で、粉が少なめのお菓子ですね。カヌレみたいな。
でも見た目は真ん丸の、ほんとおまんじゅうタイプ。
一口サイズで、指先で軽くつまめる大きさ。白くてもちもち可愛いです。
けれどこの見た目と触感の所為で『フィオルンはもち肌』
とかいうわけ分からない方向に感想が飛んだりもしています。
ごめんフィオルン。いやもうこれ一体誰に謝れば良いのやら。
しかし困ったことに…このお店、別のお菓子の名前が、直球で『ジュジュ』……。
わたしもうトゥーストゥースさんで真面目な顔してお菓子買えません。
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