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とまり木 常盤木 ごゆるりと

ひねもすのたのた

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♪かもんしんぎーん、かもんだんしーん


余韻いんいん。わたしほんと良いものに出会えたなあ……。
でも今年の舞台めっさホラーですよ画面前で悲鳴も上げますよ。


配信されたのを観ていたのですが。
わたしは気づかなくて、コメントで知りました。
どうやら会場で子供さんが思わず泣いちゃってたみたいですね。
そらあれは泣くわ。わたしでも泣くわ。
ほんとそれくらいこわい。

ともあれ今年のライブ感想、ちょっとだけ書いておこうと思います……。
タイムシフトで見直す前に。
最初の印象を時系列も何もくちゃくちゃで。
もうとにかく書き残しておきたいことだけを。
やーもーじったんばったんしますむやー。
来年もあるなら是非、行ってみたいものです。
ちゃあんと、振り付け練習して!
でもひとりとかちょうこころぼそい。

もしかして舞台に興味を持たれた方がいらっしゃるやもなので。
感想は続きに隠しておきますー。
だって、DVD待ちになってしまわれるかもしれませんものね!
ネタバレどんとこいな方は、続きからどうぞー。

できるだけネタバレは避けようとしていたのです。
けれど、教えて頂いたゲネプロの記事をちらっと見て。
(観劇後、きちんと見直しに行きました)
で、そこで。『スターファイブが新次郎を忘れる』
みたいな記述があったので、びっくりしたのです。
でも、さほど気にはかけませんでした。
何せ見て、即座に「そんなこと、そんなことあるはずがないわ!」
と全力で否定してしまえたのです。
星組さんの、強固な繋がりは、これでもかというほど知っています。
なので、ありえないこと、と頭から思えました。

が。

開演と同時に訪れる不安。
最初の曲で、えっ、となるのです。
新次郎さんがいない。
皆いますのに。スターファイブだけでなく、他のメンバーも全員。
なのに、本来いるべき、いて当たり前の、新次郎さんだけがいない。
しかも……見直していないので、あやふやですけれど。
どこか。スターファイブの表情が硬かったように思います。
むしろ、笑っていなかった? メインテーマなのに、笑顔がない?
そして新次郎さんがいない?
ざわざわと胸を侵食してくる黒い嫌な予感。
お話が進んでゆく中で、姿を確認して、ほっとするのですけれど。
やがて。

忘れてゆく。消えてゆく。
見ているこちらが絶望するような展開で。
忘れてしまう皆が慟哭を飲みこむように苦しむ流れで。
画面越しにも伝わるどす黒い戦慄。
それを更に増幅してゆく耳慣れていたはずの音楽。
ちゃんと皆、歌うのですよ……それぞれのテーマ曲を。
なのに。違うのです。全部、リミックスがされていて。
ゴスペルがぎゅいんぎゅいんにギターのきいたロックへなるように。
全体に刺々しく、黒く尖った、突き刺すような曲調。
中でもわたしが心底絶望したのは、すばるさんでした。
すばるさんとダイアナさんは、忘れることに抗いました。
必死に抵抗して、地面へ這いつくばり、苦しんで。
それでも新次郎さんのことが消えてしまった。
そうして歌いだす、すばるさんは、声が、震えているのです。
あのすばるさんが、あの完璧なすばるさんの声が震えて、揺れて。
最後まで全身全霊の力で抗い続けている、証左そのもので。
なきたくてなきたくてたまりませんでした。

混乱と動揺が撒き散らされる中、ジェミニさんは一人で挑みました。
頭を抱えて机に突っ伏してしまう時もありました。
それでも負けず、折れず、全部取り戻そうと果敢に戦ってくれました。
彼女の姿に、観ている側はどれだけ救われたことか。
孤軍奮闘の果て、訪れたのは……。


泣いて、笑って、だいすきで。
本当に素晴らしい舞台でした。ただめっさホラーでした。
けれど、観劇後はとっても清々しかったです。
もう他にも書くことはたくさんあると思うのですよ。
前半がだいたい上記の感じなので、幕間にどれだけ和んだか。
あれほど半泣き顔から和ませてくれる幕間はないでしょう……。
とうとうサニーさんとラチェットさんデュエットきてひゃほうとか。
ああでもお芝居の内容が内容なので気が気ではなくて。
もっときちんと聴きたいですー。もうこの二人大好きです。
そして、観終わってつくづく思うのが、やっぱり新次郎さんのこと。
ああスターファイブは新次郎さんがいないとだめなのだと。
いえその悪い意味ではなくって。
ゲーム本編を終えたスターファイブなら。
その中に、芯の部分に、新次郎さんがいるのです。
ですから、そこがぽっかり抜けてしまうと。
心身が齟齬を起こす。整合性が取れず、何かが狂いだす。
ダイアナさんとすばるさんが見せたのは、ここへの拒絶反応やもです。
おかしいと思う、けれどそのおかしい原因が分からない、思い出せない。
分からない。でも知らない。
残るのは強烈な吐き気すら催しそうな違和感。
だから地面に膝をついて苦しむすばるさんは、触るなと叫んだ。
差し伸べられる手を拒んで、普段決して出さない声で。
悲鳴のようでした。
こちらの心情を代弁されたように思いました。
みんな、みんな、大好きです。


セガさんDVDはよおねがいします。
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