とまり木 常盤木 ごゆるりと
ひねもすのたのた
サントラほしいよこんちくしょーうと内心慟哭しつつ
なんだか、いてもたってもいられなくなって。
とうとうベッド下のファブリックケースから、スーファミ本体持ち出しました。
LALが、したくなったんです。どうしようもなく。
けれどプレイしようにも、スーファミ本体発掘して、すぐにはできません。
きちんと配線繋いだって、なっかなか、電源入ってくれないのですよ。
まあ、本体の黄ばみからも楽に察せられるように、相当な年季ですしね……。
なかなか機嫌を直してくれない本体。
けれど、えいやと電源入れなおすこと十数回。
ようやっと、赤いランプが灯ってくれました。
しかも嬉しいことに、電源が入るや、すぐに画面ついてくれました!
良かった…何回かは、抜き差し+ふーふー、を覚悟しておりましたのに(笑)
ありがとう、長年の相棒。多分、一番の愛機。
最初から最後まで、ながくながく、共に在り続けてくれた。
あの古く懐かしく愛しい、幸福な黄金時代を一緒に。
久し振りに握った、今にして思えばいやに薄いコントローラーが、
いやに指へなじみます。
まあ、そんなこんなで、また懲りもせずいきなりSF編からです。
そしてまた前回と同じく、ベヒーモスに怯えまくっています。
分かっていても怖い。怖いものは怖い。
声が聞こえ、姿が見えると、足が動きます。マリオカート並に。
SF編の次は何しましたっけ……うろおぼえです。
そのぶん、自由に選べそうですね。さあ、誰に会いに行きましょう。
けれど多分。一番会いたいのは、オルステッドなのでしょうけれど。
十五年前の作品にネタバレもへったくれもない気もしますけれど。
一応核心部分は、格納しておきますね。
彼は、『憎しみの魔王』でありますが。
むしろ『悲しみの魔王』のが、しっくりきそうにも思えます。
見ていて、こちら側は、悲しくてなりませんもの……。
RPG三大不幸ラスボス、なのですっけ。彼。
ダオスもですぴーも、確かに不幸ではありましたが。
彼に関しては、プレイヤーの目が少し違いますね。
どうしてそうなったのか、以前の彼はどうだったのか。
皆、過程を明確に知っているのですから。
彼と一緒に、見て、触れ、体感してきたのですから……。
ああ。その上、彼は確か、三大不幸主人公でもあるのですよね?
書いてるだけでそろそろなけてきそうです。
何て二冠。
三大~、が続いて思い出しましたが。
LALには、旧すくえあさんの、三大悪女もいると聞き及びます。
けれど……わたしには、どうにもあの方が悪女だとは思えません。
一言にそう言いきるには、少し弱い気がするのです。
彼女のあの行為を、簡単に糾弾することはできるでしょうか。
例え、結果がああなったとしても。
まあ、そもそもの話とて、出番も情報も少ない、ということもあります。
判断材料が乏しいので断定しにくいのもありましょう。
でもそれを抜きにしても。なかなかわたしは、彼女を責められそうにありません。
弱く、儚い。それは翻せば、極めて人間的な?誰しもが持つ。
ううー…ん。再プレイで、見極められるでしょうか?
本当に悪いことというのは、ああいったレベルではないはずです。
例えるなら、誰とは言いませんが、ヨで始まってヨで終わる人とか。
誰とは申しませんよ。ええ、誰だとは決して申し上げません。
……ヨで始まって、ヨで終わる。
ええ分かっています彼女もまた人間的であり事情も分かっておりそしてまたわたしも年月を経てきて多少は視点も増えましたが……!
心の底から、あの頃の感情を拭い去ることは、難しいのです。
――お好きな方、いらしたら申し訳ありません。
好きですよ。戦闘中のドット絵。特に戴冠後。
エンプレスの名に相応しい威厳をたたえて、とても綺麗。
それでも、この。
何とも言えない黒くねじくれた(けれど今は何処か枯れた)胸の奥のものは。
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