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とまり木 常盤木 ごゆるりと

ひねもすのたのた

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もつれ、絡まり、ぐじゃぐじゃと


いくらディシディアをやろうがなんだろうが。
わたしの根っこはゼノで揺るがないのだなあ、としみじみすることもあります。


いえその。声があちこち、とてもかぶっているものですから。
未見のアニメ版も含めれば、ゼノ関係者が、
コスモスサイドだけで五人はいる……?
まあ、ジタンくんの声聞いて『ドクトゥスだ!』とはまず思いませんが。
あの方のお声はどちらかといえば、やはり少年声なのでしょうね。
ドクトゥスやけんしんさま(勿論バサラ)みたいな声が例外なのでしょう。
でもわたし、あの大人のお姉さん声や性別不明声大好きですよ。
しかし、スコールとバッツが話しているのを見ると笑いたくなります。
ケビン先輩とケイオスくん…ケビン先輩とケイオスくん……(笑)
や。でもスコールの声は、ケビン先輩とは少し異なりますね。
大人っぽいとかでなく、何かが違います。
最初聞いたときは『あ。ケビン先輩』って思わなかったくらいですし。
『えーと、テンションの低いロート・マンテル…?』でした。
直後にすぐ打ち消しましたが。
『テンションの低いロートなんて、テンションの低いロートなんて、そんなものはありえないわ!!言うなれば、かわはぎの入っていないかわはぎの天ぷらのようなもの!』
みたいに考えまして。そんなのロートじゃありません。
ロートはもっと、はしゃぎすぎてはっちゃけすぎてる風でないと。
いくら久し振りにシオンさんに会えたからって、凄い反応でした。
あのうっとうしいようなはしゃぎっぷりが、むかついて好きでした。


楽しんで。いる。のでしょう。
けれど、ふいに押し寄せてくるもやもやに、胸が重くなることがあります。
純粋にディシディアお楽しみの方はおいやでしょうし、
愚痴っぽいので、隠しておきますね。



ゼノとFFの因縁は深いです。
けれど、あまり口にしたくないのは、相手が相手だから。
知名度も、ファンの多さも、桁が違いすぎます。
こちらは圧倒的少数派。何を言っても、飲み込まれてしまいそう。
下手をすると、ただのひがみにしか、聞いて貰えなさそう。
だから口を噤むのです。
でも今回、改めて触れると、複雑で仕方がありません。

『裏FF7』

なんて、不名誉な呼び名。
でも確かに、的を射てはいるのです。
ある意味綺麗な、表と裏。
FFファンの中で、どれだけの方がご存知なのか。
中毒中のクラウドが、うわ言でゼノの宣伝をしているのは有名です。
ゼノの序盤マップが、山→森→砂漠で、FF6の構成によく似ているだとかも。
勿論、ファティマのご先祖様も、おいでですしね(笑)
でも他に、アバランチとラヴィーネの関係を、どれだけの方が知って?
二つの組織、二つの名前。
前者は英語で後者はドイツ語。意味はどちらも、『雪崩』。
アバランチはオープニングで発電施設を爆破しました。
ラヴィーネは四千年前に発電施設を爆破しました。
前者だと、プレイヤーは爆破した側。
後者だと、プレイヤーは爆破された側。
救えた命を、奪われた側。幼い子供が理不尽に殺された側。
この関連は後付で、意図されたものではないのやもしれません。
それでも今見てみると、見事な対比だと思います。

わたし、いまだに覚えている、あるコメントがあります。
流石に時間が経ちすぎて、うろおぼえですけれど。
当時のゲーム誌、多少元気だった頃のザプレ。
コーナーの一つで、『百人委員会』というものがありました。
見開き二ページの中に、一つの作品に対する感想が詰め込んであります。
文字通り、百人分。
そこでゼノが取り上げられたことがありました。
ある方が、こんな風に言ってらした。ちょっとあやふやですみません。
『後ろ向きの主人公、自己犠牲のヒロイン。もう結構だ』
本当にうろ覚えになっちゃってますが、最後の一言だけは確か。
この方が、ゼノとFF7を並べて考えられたのが、よく分かります。
言葉だけ、こうして並べてしまうと、確かに同じですね。
でも『同じ』でしたか?

『もう結構だ』って。
突き放すように、高みから見下すように放たれた言葉。
サーガが発売されると決まった頃、この言葉を思い出したものです。
あなたが表層のみを眺めてらした作品が、こんな形で繋がりましたよ、と。
少し意地悪に、誇らしく。
けれど後年。エピ2が出た頃は、別の形で思い出しました。
今頃あの方は、ざまあみろとばかりに、嘲笑してはるのかもしれない――と。

本来、FFシリーズとして作られていた、ゼノ。
正式ナンバリングとして、そっちに入っていて欲しかった、
などとは毛ほども思いません。
ただ。ただ。
こうも運命が劇的に異なった二つの作品を並べてしまうと。
複雑で切なくてたまりません。
本当に表と裏。陽と陰。光と影?
ならばわたしは、深く影を灯すほうを、あいします。
美しいものも醜いものも、全てを見せてくれた。
ありとあらゆるものを奪い、ありとあらゆるものをくれた。
絶望もしましたが(主にバベル)最後には泣きながら笑わせてくれた。
分子の一つ一つすらいとしい、だいすきな存在。
たまに、なきたくなるほど。
わたしはゼノが好きなのだなあ、と思い知らされます。



……やっぱり、ひがみとしか、思われないのでしょうか?(苦笑)
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