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とまり木 常盤木 ごゆるりと

ひねもすのたのた

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肥沃なその地は先週訪れたばかりの

先日、母による水筒の蓋しめわすれテロに遭い、鞄が香ばしいかほりに。
わあん。わたしの月光荘かばんー。


けれど、そこはさしもの月光荘さんでした。
泣く泣くじゃぶじゃぶ洗いましたら、随分しゃっきりしてくれました。
アイロンをかけたように背筋を正してくれたのです。
かえってシュッとした気がします。うむ、シュッとしてます。
デニム生地であるということを差し引いても、気持ち良い戻り方です。
色が適当に落ちて、だんだらになるようなこともありませんでしたし。
迷い迷って結局買って良かったなあ、と改めて実感しました。
でも、この丈夫さも、考えたら当然ですね。
そもそもは、絵描きさんの画材用の鞄なのですから……。


読みたい本があれこれありすぎてうきうきしています。
読みたい本があって。しかも、内容をすらすら読めて。
この二つの時期が重なるのは、稀有なように思います。
少なくとも、わたしにとっては。
今月は予定読書冊数越えましたし、また来月も頑張らないと!

そういうわけで、今日からはくにとりものがたりの後編にかかっています。
ええ。名作を今更なのです。お恥ずかしい限りです……。
前編終わったばかりなので、少し間をあけようかと思ったのですが。
ラストが、えらくいいところで終わったので、やきもきした次第です。
ええーマムシパパンどうなるのー?ご婚儀はー?会談はー!?みたいに。
なので、ついつい続きに取りかかっているわけなのです。
因みに現時点で一番盛り上がったのはあけちさんのとこでした。
厳密に言うと、あけちさんと細川パパの出会い方でした。
だって、思わぬところで細川パパ出てこられるものですから!
予想外すぎて、咄嗟ににっこりしながら『あらあらあら!』と声が出ました。

よくよく考えてみたら、わたしこの時代の作品じっくり読むの初めてやも。
これまで触れてきたのとは、ちょいちょい時間がずれているのです。
すみません上杉ひいきで。
けんしんさま時代と、景勝さまの関ヶ原前後ばっか読んでました。
信長さまのあたりは有名すぎて、手をつけてなかったのです。
そのため色んなことが新鮮で、大変面白く読み進めています。
奥方さまはー?娘さんはいつごろー?うさみみ兜の彼はー?
などなど、次にくることをあれやこれや想像して待ち構えています。
それでも、細川パパの登場方法にはまったく不意を衝かれました。
さあ。これから終わりまで、どうなることかはらはらしつつ、楽しむとしましょう。

文体が、少し違う気がしました。
何でしょう?
しばせんせ、もっと、たまに怖いくらい冷徹な目のときがありませんか。
どこか柔らかい。温かな眼差し?ううん、どうなのでしょう。
豊臣家のあれとは、大変な温度差を感じます。作品の内容ゆえでしょうか。
物語と向き合う態度や姿勢や目元が違うのやも。
それが顕著に感じられたのは、前編のある箇所。
突然、しばせんせと、マムシパパンがお話を始められる。
最初に読んだときは、思わずくすりとしてしまいました。
だって、場面が目に浮かぶようだったのです。
お二人が膝をつきあわせて対座して、歴史の裏話を語り合われる光景。
あれやこれやと、それは楽しげに。

わたしごときが、こんなことをおぼえるのは、おこがましいことですね。
なら今はもう口を噤んで、素直に文字の中へ歩み入るだけです――
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