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とまり木 常盤木 ごゆるりと

ひねもすのたのた

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きっと何よりの贈り物


先日の日記を書いていて、ふと不安になったので調べてみたのです。
ネットでも、リアルでも。まあリアルのほうは、押入れ探るくらいですが。


しかしその押入れは、自室の三大腐海が一つです。
いくら場所がないからって、本棚二つ入れるもんじゃありませんね。
でも他に本の収納場所がないのですよ!
まあそんなわたしの切ない整理整頓能力については筆を省きます。
いえその省かせてくださいお願いします。
先の話に戻りましょう。そうそう、調べもののための、発掘作業です。

キャリスフォード氏の名前を出そうとして、ちょっと心配に。
わたしがそう思いこんでいるだけで、名前を間違っているやもと。
小さい頃読んだ本ほど鮮明に覚えているものですし、自信もあったのですが。
念のため。ネットで調べてみましたら。
うぃきぺでぃあさんのほうだと、『クリスフォード』表記だったのです。
ええー、と思って、いっそのことと、アニメ版の情報を見ても。
やっぱり、『クリスフォード』氏。
これだけ証拠が揃っているといいますのに、記憶違いを認めようともせず。
『そんなあだってわたしの読んだ本はキャリスフォードさんだよ!』と思い。
どこからくるのでしょうねこの自信。まあ、ともあれ。
押入れの奥底に眠る本棚から、本を引っ張り出した次第です。
結構、奥のほうだったので、それなりに発掘作業でした。
で。確認の結果、確かに、『キャリスフォード』氏でした。
もえぎさんだいまんぞくです。

けれど、この一連の出来事に、今更ながらあることに気づきました。
小さい頃は、外国のお話を読んでも、まあ気にしても作者名くらいです。
ただ今回。ふっと目に入った背表紙で、訳者さんのお名前見てみましたら。
『小公女 そのあやこ』、『小公子 むらおかはなこ』
の並びに、思わずおおう!?と声が出てしまいました。
何このやたら豪華な面々。
でも、よくよく考えてみたら、別に驚くことではないのやもですね。
子供のものこそ、児童書こそ、きちんとしていなければなりません。
いえ内容がお説教的とかそういうことではなく。本としての作りが。
一流の人材を全力で投入して、小さい子の、本との出会いを支えるのです。
そういやわたしが小さい頃から好きで好きでたまらないとある古典のシリーズ。
勿論、児童書なのですが。中でも特に好きだった二冊。
とりかえばやと落窪が、たなべせいこさんとひむろさえこさんでした……。
何そのツートップ。最強すぎます。
小さい頃は何も考えず、とにかく好きだったのですけれど。
長じて後、よおく筆者さんのお名前を確認して驚愕したものです。
去年、何となく読んだ狂言の児童書も、たにかわしゅんたろうさんでしたし。
何せこの古典シリーズの発起人というか責任者みたいな立場にいらしたのは。
しばりょうたろうせんせいと、せとうちじゃくちょうさんという事態です。
本気すぎます。
でも。ありがとうございます、せんせいがた。
お陰で幼いわたしは、たのしくうきうき、読むことができました。
そのため。いまだに本が、だいすきです。

国内の読み物はともかく、国外のものは、訳で印象が変わるもの。
自分が最初に触れた訳に馴染みすぎて、新しいのになかなか慣れられません。
わたしもいまだに、クィーン・アンのシリーズは、村岡訳じゃないと嫌です。
前に一度、別の方の訳もどんな風かしらと指を伸ばしてみたのですけれど。
『クスバート』が『カスバート』になってるのが壮絶にアウトでした。
例え正しい発音に近くても、ごめんなさいわたしはこれ無理です。
日本人的に、響きがあまりにもその。
でも一時期、こんな流れでしたね。今もそうなのかは存じませんが。
日本語で勝手に音を歪めてるから、正しい発音に近く表記しよう!って。
そのため教科書でも『ゴータマ・シーダッタ』が『ガウタマ・シッダールタ』に。
おさなごころに、どっちやねん、そしてなんでやねん、と思ったものです。
訳とは難しいものですね。正しければ良いというものでもない。
その好例がオズではないでしょうか。
『オズの魔法使い』って訳は、原題に忠実ではないのですよね。
だから、こんなのは間違いだ!って憤慨された方が、正しい訳で出版された。
そしたらびっくりするくらい売れなかったと聞きます。
正しいのに!と嘆かれてたようですが、ぴったりの訳がなじみすぎると、どうも。
だって『若草物語』が『四人の姉妹』とかどうしようもなくないですか?
あ。すみません、オズのくだりは、手元にその本がなくって。
以前に読んだ内容を、うろおぼえで書いてしまいました。
でも多分、こんな風だったと思うのですけれどね。
そして。うろおぼえついでに、もう一つ。
あやふやですので、話半分にでもお聞きください。


英語のお話を日本語に翻訳すると、文章量が三倍になる。
日本語のお話を英語に翻訳すると、やっぱり文章量が三倍になる。


みたいに。前、聞いた気がするのですけれど。
さて、事実はどうなのでしょう?

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