とまり木 常盤木 ごゆるりと
ひねもすのたのた
そんな友人の携帯に刻まれたセレソンナンバーは10
ちょっとした調べものをしています。
そんなたいしたことではないのですけれど。
卵抜きのお菓子って、難しいものですね……。
いえ、アレルギー対策のお菓子レシピなんて、たんとあります。
けれど卵のみを抜いたレシピ、となると難しいです。
むーん、バターやお砂糖は使っても良いのになあ。
たまごたまごたまごーう。
卵を抜いても、お砂糖があれば膨らむのは問題なし。
バターがあれば、しっとりとした風味も残ってくれる。
この二つを残して、卵だけを抜くのはなかなかどうにもこうにも。
手持ちのレシピで心配になって、本とかも見てみましたが。
油どっさり使うので、どうにも好きになれません!
でもいっぺん、チョコレートブラウニーで試すかなあ……?
どうしていきなりこんなことを調べているかといいますと。
先日、友人と交わした会話が切っ掛けなのです。
丁度色々と相談に乗って貰った後で、何かお礼しなくちゃと思い。
提案したところ、以下のような遣り取りとなりました。
……我ながら、ちょっと面白かったです。
もえぎ『きみにお礼せんとね。お菓子作るよ!リクエストある?』
友人『卵抜きのお菓子ー(注:彼女の甥っ子くんは卵アレルギー)』
もえぎ『(少し間を空けてから)―…受理されました。
ノブレス・オブリージュ。
貴方が今後も、甥っ子姪っ子ラブな、救世主たらんことを……』
友人『たきざわああああああああああ!!』
もえぎ『いっぺん言ってみたかったんよなこれ!(笑)』
友人『なんか返信に時間かかってるなあと思ったら!』
ええ、アホですよ?(笑)でもえらく楽しかったのです。
この頃、エデンが終わったこともありまして。余計に盛り上がりました。
ほんといっぺん言ってみたかったのですあの台詞。
ともあれ。
そんな経緯のもと、卵抜きお菓子と、にらみ合いを続けております。
――以前に、アレルギー持ちの子の、話を聞いたことがありましたので。
何がどうあっても作ってみせる、と決めたのです。
泡立て器とゴムベラ二刀流で、打ち負かしてみせますよ?
何せ、受理しちゃいましたしね(笑)
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