とまり木 常盤木 ごゆるりと
ひねもすのたのた
書いても、書いても、まだ書き足りぬ
こないだの日記で、潜ることを言うておりましたが。
ふと思いました。『じゃあ、エリィはどうなの』と。
即、『潜るまでもない』と思いました。
いえ、これではやや語弊がありますね。
正確に言うならば、『もう潜らなくとも良い』でしょうか。
ううむ、これも若干ずれがある気もしますけれど。
ともあれ、だいたいはそんな感じです。
エリィは潜っているのですよ。むしろ潜りすぎているのですよ。
お陰でエリィに関しては、書く時に困ることがあまりありません。
台詞なんて特に、すらすらで。迷いもしません。
この十三年で、彼女については潜りまくった所為でしょうか。
ええそりゃあ勿論、最初は大変でした。
一番の難産は、はっきりおぼえています。ゼボイムエリィ一人称のです。
あのお話はそもそもとして、依頼されたものでしたから……。
普段と全く勝手が違い、四苦八苦したのがありありと思い出されます。
そのため。思い出付加価値も強く、むかーしの作品なのに消せないのです。
今もたいがいですが、昔の文章の稚拙さに、もう読み返せもしませんのに(笑)
読み返すとか考えただけで、はずかしさに奇声を発しそうです。
それでも。ただ。置いといてしまいます。
わたしはあなたを考えすぎた。
わたしはあなたに寄り添いすぎた。
これは、なかなか、良いことではありません。
つい慢心して、知ることを怠ろうとしてしまう。
それに、自分の文体を押しつけすぎて、本来の彼女を歪めてしまう。
こういったおそれがつきまといます。
あまりにも我は汝汝は我状態になってしまうのは、いけません。
……まあ、喫茶であれだけ趣味全開にひゃっはーな以上手遅れぽいですが。
ごめんねエリィ!わたしほんとあなたが好きすぎて大変なのですよ!
あなたみたいに綺麗で可愛くて才媛で不安定で内へ溜めこみがちで強くて脆くて清廉で凄艶で女で娘で母で聖母で太母でたまに見せる膨れちゃう態度が微笑ましくてお茶目で凛としてサマーソルトで全体エーテルをミスすることがまれによくあってロッドの刺突音が素敵に生々しくてお声が本能的に戦乙女タイプで不器用で優しくて優しすぎてそこらあたりは呆れるくらい彼と同じで自分であろうともがき続けてそして誰より彼を愛しているあなたほど素晴らしいひとをわたしは知りません。
因みにこの評は、ごく一部です。念のため。
特に絞って、しかも現代エリィのみですからね!
一万年含めたら更にえらいことですよひゃっはー。
いつになったら、書き尽くせる日がくるのでしょうね?
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