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とまり木 常盤木 ごゆるりと

ひねもすのたのた

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霧と機械と煤煙の


ものっそい遅れ馳せながら、そろそろ推理物を読んでいます。
とはいえ、まだ主に読んでるのはベイカー街の誰かさんだけなのですが。


映画化を機に読み始めた、とかではないのです。
でも理由は非常に不純と言いますかだめな感じです。
や。その。地元のローカル局が。少し前に。
朝から、わんこホームズの再放送をしていたものですから。
ついついそれを見ているうちに、むくむくと読みたくなったのです。
と、申しますか、観念した、というほうが真実に近いでしょうか。
ずうっと推理物に苦手意識がありまして、ちっとも触れなかったのです。
けれど幼い頃から随分と時間が経ちましたし、そろそろ読んでも、と。
まだ読みながらおろおろしておりますが、徐々に経験値を積もうかと。
……しゃあないやないですか、わんこホームズかっこいいのですから……。
むしろホームズと言われたらわたしわんこしか思い浮かばなかったです以前は。
まあ何がきっかけになるか、分からないということで。

あ。もしかしたら、動機の原因、もう一つあるやもです。
ちょっと前からほんと今更ながらSFを読み始めておりまして。
で、わたし全然知らなかったのですがSFでも推理物って定番なのですね。
へえええと新鮮な驚きに感心しながら、ゆっくり馴染んでいったようです。
ありがとうねダニール。流石ですダニール。だいすき。

で。名探偵さんの映画を見て。
『せんせ、あんなにいちいちカリカリしてはるかしら…』
と、まあアレンジは入るしと思いながら少し気になっておりましたら。
ふと見直してみた本の感想に、『せんせがいらちすぎる』という一文をみつけ。
ああそうか原作からしてそうだったか、と一人で納得しておりました。
あと映画のお二人ほんとえらく仲良しですが、原作もそうだとも納得。
ちょっと映画は喧嘩が多いような気もしますが。
原作せんせのいらち属性が治らないまま進んだら、ああなるのかと。

わたし使っている手帳がほぼ日手帳なものですから。
本の感想とか書くスペースがあって、大変助かるのです。
いやほんとありがたいのです。でないと、内容忘れちゃいそうで怖くて。
書いてても忘れてるという説もありますけれどね!
読んでて、最初のイメージはどうしてもわんこホームズ。
わんこホームズの、スマートで、理知的で、少しお茶目な印象。
それが緩やかに変化してゆくさまが、感想に出ていました。
わたしまだ全作品制覇はしていなくて(残り一冊!)
しかも児童書なので、ちょっと感想を呼ぶには頼りないやもですが。
続けて読んでみると、我ながら少し楽しかったので、並べてみました。
一応推理のネタバレは含まないようにしておきますね。
ほんとはもうちょい長めの感想ですが、短めにしておきます。
よろしければ、どうぞです。念のため、続きに隠しておきますね。
しかしこれわたしが楽しいだけですねってうちのサイトだいたいそうでした。



一巻→思ったよりせんせが若くてびっくりした。せんせがいらちすぎる。
二巻→せんせ結婚しちゃったよ! ルームシェアどうなるの。推理小説って身の置き場がわからない。どう読めばいいのか、いまだに悩むし迷う。
三巻→有名なやつ! タイトルだけは知ってた。途中が鮮やかでいいな。そろそろ読むのに慣れてきたかな?
四巻→最初のもそうやけれど、二部構成は少し苦手かな。話はいいんやけれど。あと米国がろくでなしに見えるのは英国補正があるからかしら。
五巻→赤毛連盟は発想の妙よなあ。それとアイリーンの爽やかさよ…。探偵さんがせんせにどこか甘えてる気がするのは気のせい?
六巻→短編読みやすいなー。けど割と高確率で投げっぱなしに思えるのは気のせい?語りきらないのが良い効果を生むこともあるけれど。
七巻→わたし素人やから気づかずすんなり受け止めてたけど、つっこまれることもあるのね。いつもこの解説の方は文章に愛が溢れてていいなあ。
八巻→ホームズ兄の名前にちょっと笑ったわたしは幻水2好き。兄弟すごーい。
九巻→帰ってきたよ! せんせ気絶したよ! しかし探偵さん帰ってきてから、ちょっとせんせ好きすぎやしない?
十巻→そろそろ類型みたいのがちらほら? 読みなれてきたからかしら。
十一巻→今回は本数少な目。あと回を増すごとに探偵さんがせんせ好きすぎてどうしよう。しかもこのところ、せんせも応じ始めてどういうことなの…。
十二巻→瀕死の探偵すき! 年取った探偵さんの姿って想像つきにくいわ。
十三巻→高名の依頼人が気になりすぎて。…これまで探偵さんがせんせ好きすぎると思ってたけど、とうとうせんせからも。もうだめだこのペア。


九巻あたりから何かがおかしい。
や、でも仲良しですから。仲良しですからうん。
とはいえ。
も一度同居したいからって裏工作してまで家出させるのはどうかと思いました。
助手にいてほしいからって頭脳の使い方なりふり構わなさすぎます。
駄々っ子じゃないのですから、探偵さん……。
ですからある意味。
映画版の、あのはっちゃけた探偵さん像は間違っていないのですね。
そう、しみじみと思い知らされる読書のおもひででした。
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