とまり木 常盤木 ごゆるりと
ひねもすのたのた
ボーク? 暴投? オーバーヘッドキック?
戦いを終えました…ながいたたかいでした……。
実質一週間程度なのですけれどね。何でしょうこの。この。
読み終えた解放感からか、うっかりお裁縫済ませちゃいましたよ。
作らなきゃ、作らなきゃ、と思っていた、甥っ子のお食事エプロン。
あらかじめ生地は裁っておいた、という要素があったとしても。
さっくさっく作り終わってしまいました。
まあその過程でミシン針とまち針が一本ずつ犠牲になりましたが。
……また折れましたよ。また折りましたよ。
着々とストックが減りつつあります。
何なの気合い入れてミシン踏みすぎたというの。
はあ、でもともあれ、すっきりした気がします。
生地は今回たっぷりめに買っておきましたので、もう一枚いけそう。
あかちゃんさんのエプロンは、たくさんあって困るものではなし。
ただ少し休憩挟みつつ、残りはのんびり縫っていこうと思います。
新しいバイアステープがないと、かかれないですー!
さて。
まいじょうさんのジョジョ小説ですよ。
読み終わりましたよ。ええ。完走しましたとも。
繰り返しになりますが、わたしまいじょうさん初めてで。
これまでの作品や、本来の文体を殆ど存じませんでした。
ですので。今回、初めて触れて。
最初は粗悪としか思えませんでした。
言葉の軽さ、雑さ。
まさか嘲弄さえ含んでいるのではと、少々体を強張らせて。
―…本来、快い重みのある作品を。
ありえない軽佻浮薄さで塗り潰した前例を知っているものですから。
防衛本能じみたもので、咄嗟に警戒してしまうのですよ。
それはとてもとてもつらい思い出ですから。
話がそれました。
ともあれ、つらい記憶をちくちくされながら読み進めて。
途中で何か企んでいることをうっすら察して。
状況が混沌とし、そこへ元から混沌としている文体が拍車をかけ。
それでも馴染んで、いやむしろそうあったからこそ馴染んで。
敬愛や尊崇といった形をわたしは明確には読み取れませんでした。
ただ、哄笑しながらどろぐしゃに取っ組みあいをしているような。
少なくとも嘲弄とは縁遠いものは、感じました。
一言で表すならば、『ジョジョのチャンプルー』かと。
あと、そうですね。
読者の求めていたものが、ミットに吸いこまれるストライクだとすると。
4部小説も5部小説も、キャッチャーが待ち望んだ素晴らしい速球。
ディオさま小説は際どく弧を描いた外角寄りの変化球でしょうか。
そこへきてまいじょうさんのは。
異様にきびきびと俊敏に蛇行しながらサッカーボールがきたような。
しかもその上、消える魔球で。
キャッチャーたる読者の困惑がお分かり頂けるでしょうか。
しかし、あちこちで感想を見て回りましたけれど。
「いつもより押さえ気味」「さすがに空気読んだ」みたいな意見を見て。
今回の文章で自重しているって、普段はいったいどういうことなの……?
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