とまり木 常盤木 ごゆるりと
ひねもすのたのた
なきだしそうになったなら?
文章が『ながのまゆみさんみたい』って言われたー。もう二度目です。
不勉強なもので、拝読したことないのですよね……うーん。
周囲にながのさん読んだことのある人がいなくって。
似ているのかどうか、意見を貰うことができません。
かなり以前に、いもうとぎみに訊いた時は『ちがいますよねえさま!』
って言われましたけれども。
はあ。どうなのでしょ。
色々へにゃん、としておりまして。
しかもそれはいまだ、継続中だったりしますけれども。
知り合いの方が、本を貸してくれました。
図書館戦争シリーズの有川先生、最新作。
タイトル直球、『植物図鑑』。
……先生、もう少し捻りませんか、とちょっぴり思いました。
いやでも借りられたのはとても嬉しいのです。
図書館で予約しようと思っていたら、もう相当な順番待ちで。
気づいたら百人以上待ちだったので、諦めてしまいました。
そこへ貸して頂いたので、嬉しさもひとしおです。
疲れている時には、本がよく効くおくすりみたいですね。今は。
で。読了。
なんと申しますか…わたし、今まで恋愛小説って、読んだことがなくて。
ちっとも食指が伸びなかったのですけれど。
こういうのも。ありなのですね。
読んでいて時折『あら、かわいい』と、くすり、としてしまいます。
有川先生お得意の甘々ラブカップルばんざいでした。
甘いだけでなく、タイトルとの繋がりまんまな内容も楽しい。
ユキノシタとヨモギのてんぷら食べたい。
ノビルのパスタも食べたーい。何その不思議な食感。どきどき。
読んでておなかのすく小説ナンバーワンといえばショコラですが。
ショコラは『あまいの…あまいのよこせええぇぇぇ!』
と、お菓子置き場を襲撃したくなる感じ。
植物図鑑は『白ごはあぁぁぁぁぁぁん!!』と叫びたくなる感じです。米をよこせ。
イタドリってもしかして、スカンポのことでしょうか。
調べてみたら、どうもそれっぽいですね。
スカンポなら食べたことあります。青くて酸っぱいというか、ひゅっぱい。
熟したら、作中のように青林檎みたいな味になるのでしょうか……。
野苺たべたい。
読んでて、おなかがすく、って凄いことに思えます。
どういうわけか拙宅のお話も、やたら作中に食べ物出ますけれど。
おなかがすくほどに書き込むのは、なかなか難しい気がします。
けれどその分。
喫茶の時、『おなかがすきました』みたいな感想を頂いたりすると。
もう、嬉しくって嬉しくって、じたばたきゅんきゅんたまらなくなります。
大声で『ぼなぺてぃ!!』と申し上げたくなるくらい。
精進あるのみですね。がんばろう、がんばろ……。
植物図鑑、表紙を見て「あれ。」となりました。
思わず、貸してくださった方とこんな会話を。
「これ、もりみさんの『夜は短し』と同じ…?」「うん。同じ絵描きさん」
未読なくせに、表紙が好きで覚えています。
(この方、ホルモーのマキメさんと作風近いとか聞くので、また読まないと…)
素敵な表紙だなーと、よく見入っていたので。
世間一般には『アジカンのジャケの人』のが分かりやすそうですけれど。
……わたしはちょっと、別のものを思い浮かべてしまいます。
アジカンでももりみさんでもなく。どういうわけかギタドラです。
ギタドラ収録曲、たるきさんの『Puzzle』。
そのクリップ作られてたりするのです。まあ、それがまた素敵でですね。
当時、ちょうどたるきさんのお声にふらふらしていたので。
声と絵が相俟って、物凄く印象深く、刻み込まれてしまったのです。
どこかに落ちてないでしょうかね。ほんと、素敵なのですよ。
たるきさんの、少し鼻にかかったような、甘めのお声、だいすきです……。
…って、探してたらみつけましたクリップ!
続きのところに隠しておきますねー。
・Puzzle(音にご注意を)
http://www.youtube.com/watch?v=1J1vj_wgGQc
甘く引っかくように鳴る弦の感じも好き。
そして以下は少しだけ、植物図鑑ネタバレ。
ほんの三行だけですけれど、反転しておきますね。
さんざん素敵素敵言うておきながら、植物図鑑の表紙はもう、
『そうか、ラブラブな二人を飾るこの花はヘクソカズラか……』
としか思えませんけれどね。色々と台無し。
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