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とまり木 常盤木 ごゆるりと

ひねもすのたのた

 

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秋の夜長に針と糸を


久し振りにキモノへ袖を通せましたー!
随分と長いこと、ご無沙汰しておりましたが。まんぞく。


一年ぶりくらいでしょうかね。キモノ着るの。
間が空いてしまったので、着付けを覚えているか心配でしたが。
割と、どうにかなるものでした(帯以外)
いや帯が。帯がもう。途中でやっつけになりました。
全体で四十分くらいかかりましたか。
もうちょっと早く着つけられたら良いのですけれどね。
でもまあ、ブランクありとしては、ましなほうだと考えましょう。

なんでまた急にキモノ言い出したかと申しますと。
かなり前、祖母の形見分けで頂いたキモノを久々に発掘したからです。
前にもどこかで書いたような気もしますが……。
このキモノ、なにせ祖母の時代のものなので。
お袖が長い! 今のものより十五センチも長い!
そのくせ裾は短いのですよ。昔の人のですからね……。
ので。いくら可愛くても、なかなか着ることができなかったのです。
そんなお袖の長さにあう長じゅばん、わたし持ってません。
呉服屋さんにおなおしの相談もしてみたそうなのですが。
古くて生地や糸も弱っているため、「……新しいの買ったら?」
って、なったそうです。そっちのが安くあがっちゃうのですね。
よっぽど格の高いキモノなら、それでもごりおしで直したやもですが。
とてもお式やお茶などには着ていけない、普段づかいのもの。
やむなくタンスに眠り続けるはめになっていたのですが。
姉がお茶会用にキモノを探していて、数年ぶりに日の目を見。
格の違いからスルーした姉の横で、わたしのテンションが上がりました。
みつけたのが、敬老の日だからでしょうかね。
そして着ていくのにうってつけの、お城のお月見の数日前だったのも。
あと。思わず小物を合わせてみたら、ひどく可愛かったのもあって。
甦らせたい。息を吹き返させたい。
タンスの中から救い出して、一緒に歩いて行きたい。
そう。熱望してしまったものですから。

なんとか生き返らせる方法を考えました。
とにもかくにも問題なのはお袖です。
つまりサイズのあった長じゅばんです。
頭を捻るうち、ふと以前から持っているキモノ本を思い出し。
記憶を頼りにめくりますと、うそつき袖の存在を発見しました。
今まで長じゅばんは間に合っていたので、気に留めていませんでしたが。
こんな方法があったのだと、閉ざされていた道が開ける心地でした。
うそつきの袖。いかなる袖の長さにも対応できる手段。
『袖の長さが合わないなら、長さの合った袖を作ればいいじゃない』
と、いうこと。
つまり、長じゅばんのお袖部分を分解。袖口にはスナップ等を縫いつけ。
そこへお袖の長さを測って別に作ったうそつき袖を装着。
こちらにも当然スナップはついているので、取り外し可!
キモノに応じてお袖をつけかえるという万能長じゅばんです。
いやあ、目から鱗でした。

早速アンティークのキモノ屋さん行って、やっすい長じゅばんを購入。
そして分解。スナップ縫いつけ。
更に手芸屋さん行って、左右のお袖ぶんのやっすい布を購入。
奮然と測り、敢然と裁ち、猛然と縫い。
ミシンに向き合うこと約四時間。
そんなこんなの三日間を経て、完成しました。
ミシン踏みまくった翌日、極度の目の疲れから眠気がマッハでした。


そうしてあわあわしまくって。
最終的に、観月の宴には、無事キモノで遊びに行くことができました。
古いキモノは本当にお袖が長く、裾は短く。
背の低いわたしでさえ、おはしょりが全くでませんでした。
あと襟元の汚れがそこそこ酷かったので、そっとストールでカバー。
本当は羽織でもあれば一番でしょうけれど、そんなお袖の羽織は以下略。
しかし人間がんばれば、なんとかなるものですね……。
祖母のキモノをまとうことができて、夜を歩けて。
静かに、けれどひどく、うき、としました。たのしい。
この集中力はどこからきたのだろうと我ながら不思議に思いましたが。
たぶん、秋だからですね。
秋だからミシンも踏みたくなりますし、お裁縫に惹かれますし。
秋だからキモノも着たくなりますし、月だって見たくなります。
秋ですから。秋なので仕方がないです。

うそつき袖作製中のBGMがLALサントラだったのはひみつ。
ありがとう、オルステッド!
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起き上がりクラウチングスタートからの


書かなければ、という意志と、書きたい、という意志は、別物。
全くの別物。


画面を前にして、指をキィの上へ構えて。
ふと。言葉が逃げてゆく。
や、向き合うだけでも、まだましなのやも。
疲労や睡魔やあとシーラカンスの誘惑に負けたりして。
そこへ辿り着いてさえいない日の多いことときたら。

別に妬むわけではないのですけれど。
天才型の方は、走りながら考えることができるのでしょうね。
すると、いつの間にか、描こうとした対象たちが併走していて。
そしたら、にぃっと笑いながら、更に速度を上げるのでしょう。
進める足も軽やかに、踊るみたいに飛び跳ねたりもして。
体より先に心が急いて、抜け出して、全部を引っ張るように。
もしかすると、研鑽の果て、そんな境地へ至る可能性もですが。
わたしは、そうはできません。
地べたと友達、匍匐前進。
じりじり、まごまご、スタート地点でおろおろと。

走りながら書こうとして失敗したことは多数です。
だから今回は、そんな過ちを繰り返すまいとして。
確実に足元を踏み固めてから、安全運転を目指しています。
ごきげんよう、もえぎ道路公団です。
ええそろそろ何を書いてるのかよく分からなくなってきました。
でもそれもいつものことですね。ええ存じております。


ふ、と思い出します。
ゼノのお話を書き始めた、最初の最初の頃。
今と変わらず、昔もフェイエリィばっか書いておりました。
彼や彼女―…特に、彼女を書こうとして、悩むこともよくありました。
けれど、それでも書こうとして。
そのためにわたしがしたことは、潜ることでした。
おかしな言い方、と思われるでしょうけれど。
潜る、以外に適切な表現をわたしは知りません。
彼女の内側へ沈潜しようとする。深くふかく。
意識の手を伸ばして、彼女の思考へ近づこうとする。重なる努力をする。
彼女ならここでどう思う? どう行動する? 心はどう揺れる?
知ることを求める。ただ教えて貰うだけではなくて。
そのために近づくこと、知ること、あなたと重なることをゆるしてほしい。
今にして思えば、緩慢に脳を締めつけるような行為ですね。
でも、それでも、血を流すには至りません。
ぎりぎりと脳を引き絞る気配はありますけれど。
以前に糸井ダーリンが言うてはりました。
二年前の、三月のあの日の直後、脳から血が出るほど考えたと。
そうして言葉を選び抜いたのだと。
わたしは、そこまでの努力を、していません。
もっと。頑張らないと。

わたしはわたしが生み出そうとしている人々に対し、真摯であるかしら。
少なくともエリィに向き合った時、わたしはそうあろうとしました。
自分が生みの親だからと、ぞんざいに扱ってはいなかったかと。
……粗雑に触れてはいないと、言い切ることはできません。
どこか甘えみたいなものもあったのでしょう。
何だかんだで、どうせ、自分のてのひらの上なのだからと。
けれど生み出したなら、それはその人物の一生に責任を負います。
高橋監督は、過酷な目に遭わせることへつらさを覚えられました。
鋼の荒川先生も、泣きながら描かれたのではなかったですっけ。
わたしそこまで寄り添えてない。

表層を適当に塗っておしまいにしようなんざ、許されません。
まだきちんとした輪郭さえ伴わない、あやふやな人の形。
そんな彼ら彼女らを前にして、きりりと誠実にあれるよう。
じりじり、スタート地点の足踏み匍匐前進、続行です。
もしかしたらほんのちょっぴり、頭がすこうしばかり。
最初のラインを、はみだしているやもですが。
匍匐前進で足踏みは難しいですもんね!

もし、道が固まったら、泥だらけの体を翻して駆け出しましょうか。

もどれもどれとおまじないじみて


寝ても、寝ても、まだ寝は足りぬ?
昏々と、というわけではありませんが、ほんまよく眠れます……。


本も一冊読めましたし。お菓子も焼けましたし。
でもスコーン久し振りに挑んだら失敗しました。
何と言いますかバイオハザードでした。
幾つかの要因が重なっての敗北です。
・使用したブルーベリーが冷凍(とけやすいつまり果汁が出やすい)
・気温が高い(解凍が加速)
・ブルーベリーが予想外に大粒(生地にまぜにくい)
で。スピード勝負なスコーンですのに、つい手間取って。
生地にブルーベリーの果汁がしみわたり……。
結果。日本人的には大変、食欲を削がれる彩りとなりました。
しかも、まだら。
うん。実にバイオハザードとしか言いようのない姿でした。
触感とかは、さくさくしておいしかったのですけれどね。
けれど、見た目がどうしようもありませんでした。
カプコンカフェさん新メニューにいかがですと提案したいくらいで。
ともあれ。このまま引き下がるのも悔しいので。
近日中に、再戦を挑もうと思います。
―…ココアとくるみあたりで。

すっごい今更なのですが、小説置き場がきたないですね。
少し前から気づいていたのですけれど、ほんときたない。
アップする時にどうして気づかなかったものやら!
早いとこ直したいのですが、現在、なかなか余力が……。
や。でもあんな状態、野ざらしみたいなものです。
どうにかこうにか直さないとです。
しばらくはお見苦しいままですが、なにとぞご容赦ください。

暑さもやわらげば、体力も戻りやすいはず。
こんなに睡魔との戦いに連敗を重ねることもなくなるはず。
ええ希望的観測です。そしてまだまだ暑さは続きます。
た、体力…体力と気力、持ち直さないとです……。

新たな友人へ出会いに


うわあ眠っても眠ってもまだ眠れますよこれ。
意識していませんでしたが、疲れていたのでしょうかね……。


い、いや厳密に言いますと『意識しないようにしていた』なのやも。
へなへな状態をドーピングでごまかしておりました。
ありがとうゼルアメ。ほんとありがとうゼルアメ。
けれど……うん、やりすぎは、かえって毒ですね。はい。
とにもかくにも、眠りましょう。今はそれしか。
まあそんなこと言いながら本は読んでましたが。
いやほら本は栄養みたいなものですから。その。

先月、三鷹の美術館に行った時。
あそこ素敵な図書室があるのですよね。
映画館もカフェも図書室もあるとか完璧すぎます。
朝一番に行けば良かったと思いました。
本気で一日過ごせますものね、あそこ。
わたし四時間以上いたくせ、もう一回行きたいとか思うくらいです。
で。すっかり図書室になじんでいたのです。
幸せ気分で棚を回り、椅子に腰を落ち着けて。
小さいながらも内容のぎゅうっと凝縮された書架を眺めて。
気になった本の題名を、片っ端から書きとっておきました。
居並ぶ本の中に見知った名前があると、妙に嬉しいものですね。
しかも読んだことのある、更に好きな本だったりすると。
けれどそういった本の題名は、うっかり失念してしまいました。
読んだことのないほうの本ばかりに注目しすぎて。
書きとめた、幾つもの本の題名。
そのリストをやっつけることへ、ようやっと取りかかれました。
少しずつ消化していって、飲みこめたらいいなあと思います。
書架のラインナップからして、好みとかなり一致しておりますし。
三鷹セレクトありがとう。どの本も読むのが楽しみです。


習作再構築も久し振りにできました。
ここ一・二週間はほんとぐったりだったようです。
最近の日記やらついったやらで「毎日何か書いていたい」
とか言うてたくせに、嘘ばっかでした。
いけませんね。辛い時こそ、頑張らないとですのに。
わたしは絶望的なまでの凡人なのですから。
努力をするなら、血反吐を吐くくらいしなくては。です。
まあうつらうつらしながらの再構築作業だったのは秘密ということで。
いっくらでも眠れますねほんと!

たぶん作業中BGM選択で切り替えは可能

習作再構築しながら、さて今は何を書こうか……と考えています。
毎日、指を動かしていたいと望んでしまいます。


たとえ、どれだけへとへとだろうと。
不安だから? いや、よく分からないのですけれど……。
ただ。指を動かしていたい、言葉と向き合っていたい、と思うのです。
再構築の作業自体は、集中力要りますけれど、楽しいものです。
や。楽しい、とは少し違う気も。
なんだかんだでのめりこんでしまうというか。
じっくり沈思すると、思わぬ考えが浮かんで驚いたりします。
そのたび、ああこういうことなの! とか。
人間ってこうなのね! ってなります。
……つくづく、わたし今まで何を書いてきたのやら。
人間て奥がふかいわー。きょうみぶかいわー。

とある方からご助言を頂いての再構築です。
わたし習作百話は、それこそ百人分ばらばらに書くつもりでしたが。
少し、ぎゅっと、まとめる努力をしています。
既に書いてしまった十話分。
その中に出てきた人物たちを、組み立て直しています。
人数が多くなっちゃったので減らす方向です。
似たような属性の人同士を一人にまとめてみたり。
なんだか人格統合みたいだなあと思いつつの作業です。
ああでもないこうでもないと、メモとにらめっこしながら。


で。
まだまだ習作のほうが再構築中なもので。
書きかけのお話などを仕上げてみるかーと思っているのですが。
……ちょっと悩んでいます。
ううむ。指輪か紐育か、という選択肢だったはずですのに。
そこへ新作おめでとう祝いで新世界飛竜さん話も仕上げたくなっています。
飛竜さんはほんとおめでとうございます!
マブカプで頑張り続けたかいがありましたね。
以前に挫折した新世界話で、飛竜さんのお話があるので。
そっちにかかるべきかなあ、と思ったり。
はたまた意表をついてFF5で新しいお話にしてはどうか、とか。
先日書いたFF5のお話で、やや不満が残っておりまして。
今度こそという気持ちがあります。
しかしそのお話、最大の問題は。
あの世界にギターが存在するかどうかということです……。
指輪、紐育、FF5に新世界。
ああ書きかけをやっつけろといいますのに。
なぜ新しいものにかかりたくなるのか。

ぐう、やはりここは書きかけから片づけるのがひとの道理というもの。
気持ちを切り替えて、かからないとです。
指輪! 指輪いきましょ指輪! ふぉーごんどーる!
あれそもそも六割以上は書けてますし、もう一息です。
夕星王妃さま書くのにノリノリすぎて体力が尽きただけです。
いっぺんに二組のご夫婦書くのが大変すぎただけです。
がんばりましょう、いってみましょうミナス・ティリス。
どうぞご覚悟を、白い都!
王の帰還サントラをお供にすれば、がんばれそうです。

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