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とまり木 常盤木 ごゆるりと

ひねもすのたのた

 

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お菓子な秋のミステリィ



ケーキを焼こうと思ったのですよ。ええ、そりゃあもうやるきまんまんで。
お手製三角巾装備して、レシピ本広げて、分量きっかり揃えて。そしたら。


完成したのはクッキーでした。
あれー?
まあ確かに以前、クッキー作ろうとしてケーキになったことはありましたが。
逆は初めてです。実に新鮮です。

一応、弁解はさせて頂きます(笑)
ええとですね。本人としましては、ケーキ焼く気まんまんだったのです。
もう頭の中でイメージもばっちりです。ハニースポンジケーキ!
これまでにも、何度か作ったことのあるレシピですし。
完成予想図を、ありありと思い描いておりました。
そしてレシピ本を開いて。
定められた分量を、一歩一歩しっかり道を踏みしめるようにして、揃えました。
バターは室温に。卵は卵黄と卵白で分けて。
小麦粉とコーンスターチは合わせてふるい。
量が少々足りなかった粉砂糖は、やむなく普通のお砂糖を足して増量し。
そのぶん、メインとなるべきはちみつを、気持ち多めにしておきました。
で。バターと粉砂糖、そこへ卵黄を混ぜた時点で。
なにげなあく、確認のため、レシピ本へ視線を戻しましたら。
ふと、気付いたのです。





あ。わたしはちみつクッキーのページ開いてた。





いやに冷静でした。
ある意味、ありえない事態ですのにね。
補足しておきますと、そのレシピ本は、大きく写真入りです。
左側にお菓子の写真(完成図)、右にレシピ。
絶対に、目には入っていたはずなのですけれど。
わたしはもう、頭から、『ケーキ!!』と思い込んでしまっておりまして。
微塵たりとも、揃えているその分量がクッキーのだとは気付きませんでした。
どちらかというと、『あれ?ケーキなのに、なんでクッキーが載ってるの?』
な、くらいです。
己の非を認めない、と言われてしまえば確かにそうなのですが。
粛々とクッキーの分量を揃えながら、それがケーキだと信じ抜いていました。
驚くよりも、きょとんとしてしまいました。
思い込みって凄いですね。

どうにかここから、ケーキ分量へ復帰できないかとも考えたのですが。
根本的に分量が違いすぎる上、粉類をふるってしまっていたので不可。
しかしほんと、何故にこれほど事態が進行するまで気付かなかったのか。
やむなく、予定変更、レシピとしては予定通りに、クッキーは出来上がりました。
多少、別の意味で不満は残りましたが、おいしいのでよしとします。
今度こそケーキを焼いてみせます。おー。


先日、ハルさんを見かけました。
はい。RDのハルさん。ある意味、リアルハルさん。
電車に乗っていたのですけれど。
わたしの隣へ、すとんと腰を下ろされた御仁に驚愕。
見事すぎるほど、雪みたいな白髪。
それを長く伸ばされて、後ろで一つくくり(!)にされている。
しかも、肩から流れて背中へ垂らすくらいありました。
肩甲骨にちょっと届くくらいの長さだったでしょうか。
なのに全然、だらしなさはなく、颯爽としてらっしゃいました。
それに、お年を召していらっしゃるのに、随分な上背で。
あれじゃあ、電車の扉をくぐるの、ぎりぎりか屈まないといけないのでは。
自分の背が低いので、正確には判断ができませんけれど。
百八十センチはあったのではないかと。
そして、トドメが、こげ茶色のカウボーイハット!
近すぎて、立ち上がられる際くらいしか分かりませんでしたが。
あのぶんだと、全身カウボーイスタイルでいらしたのでは。
不覚にもきゅんときました。おじいちゃん素敵……!

RDのハルさんが好きすぎて、一時友人に語り倒しておりましたら。
「『嫁にしてください』ってのは聞くけど、『孫にしてください』ってのは新しいな」
なんて言われるくらいでしたが。
今ではそれも、少し変わりました。でもやっぱりハルさんは大好きです。
……今週が最終回かあ……。
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清々しさの裏に一抹のおそれ


まだまだ、知らないことばかりだなあ…と、しみじみしています。
秋だからでしょうか。このところ、いっぺんに寒いですし。


先日、地元のケーブルテレビを見ておりました。
何でそんなの見てるの、と訊かれましたら。
まあ、それはその、ローカルな祭り特番があったりするのでごにょごにょ。
たまに六時間以上ぶっ通しでやってたりしますからね。ローカル力恐るべし。
ともあれ。見ていたその途中、ちらりと工場見学みたいのがありました。
別に興味をひかれたわけではないのですが、そのまましておくと。
瓦とかを粉々に破砕する装置が出てきました。
その名も、『ロールクラッシャー』
……咄嗟に、わたしが何を脳裏に思い浮かべたか、ご想像頂けますでしょうか。
鮮やかに。躍動感に溢れ、つまびらかなほどに甦る光景。
もんのっそい良い笑顔で、クラッシュボムを投げるロールちゃんの勇姿が。
ええ。そりゃあもう。ありありと。
だって名前があまりにもど真ん中すぎました。
見事に本質をついているというか何というか。
今も思い出すたび、吹き出しそうになります。
ロールクラッシャー…(笑)


読みたい本が多すぎて。
そのくせ読んでも読んでも減らなくて。
読めば読むほど、知らないことや言葉が増えていくばかり。
広辞苑大活躍です。
恥ずかしながら、わたしやっと『野狐禅』の読みがな分かりました。
ひょんなことから判明し、非常に感動した次第です。
ほんと、お恥ずかしい話ですが……。
本で出てきて、形は知っていても読みが分からず。
辞書を引こうにも、読みが分からないので困っていたのですけれど。
『やこぜん』なのですね、あれ。
わたし、あれずうっと。
『のぎつねぜんでもないしのこぜんでもないしああああ』、ってなってました。
もっと素直に読んでおけば良かったです。
我ながら赤面ものの告白だとは思いますが、やっとこさすっきりできました。

今更な話ですが、日本史を流れに沿って総ざらいすべきかと思っています。
当たり前のことなのでしょうけれど。
戦国のお話をきちんと理解しようと思えば、そこへ至る過程も知らなければ。
そうでないと、真正面から受け止めることができません。
どうにも日本史知識が偏りがちなので、全体的にならさないと。要補強です。
さて、ではどうやって習いなおすべきか。
色んな作戦を練らないとです。

この季節は、焼き菓子の香りで部屋を埋め尽くすべきです


あまいのたべたーい。いっそのことケーキでも焼こうかと思いましたが。
コーンスターチのストックがなかったので、しょんぼり諦めてしまいました。


砂糖を使わないレシピなので、コーンスターチないと膨らまないのです。
こないだ、アカシアのはちみつをたんと買い込んだので!
はちみつスポンジケーキを焼きたかったのですが。
コーンスターチを買うまではおあずけです。
このレシピ、わたしにとっては結構因縁深いものなのですけれど……。
やっとこ素直に取り掛かることができそうです。
今度こそ、おいしく焼けるといいな
お菓子作りというものは、作り手の心情を反映するものでして。
精神状態が悪いと、おいしくできあがらないのです。いえ本当に。
おいしく焼けるといいな!

はちみつたっぷり。うれしいうれしい。
真っ白いクッキーに入れてもよいですし、ヨーグルトなんていわずもがな。
勿論あったかいミルクにも欠かせませんし。これから使うのが楽しみです。
こんなことばっかり考えてるから、ゼノも喫茶なんてことになっちゃうのですね。
いやしんぼばっかに書かれちゃってますよ拙宅の人々。
でも、喫茶のみならず。
以前に書いていた、お菓子で接触者対存在のお話。
あれは珍しく、今でもお気に入りのお話です。ドリンクとか。
趣味以外の何者でもないので、あれだけは後書きつけてなかったりします(笑)
↑の台詞に『え、じゃあ喫茶は?』と思われるかたもおいででしょう。
確かに、あれほど趣味炸裂なものはありません。
そのくせ喫茶にはこれでもかというほど、後書きついてます。
理由は。『喫茶はもう開き直りだから』です。


そして話はがらりと変わるのですが。
先日、悪夢のような寝癖がつきました。
あれはもう、どう表現したものか。とにかく悪魔的なものでした。
ムースやワックスでも、ちょっともびくともしないのですよ。
クセ毛で剛毛って救いようがありません。
端っこがつんつんしてしまって。
良いようにいえば、バサラのまつさんみたいです。
悪いようにいえば、はりねずみイエー!です。
その日一日、どうにかこうにか切り抜けはしたのです。
当然のことながら、自宅に戻ってから猛攻撃を開始しました。
親の仇のようにドライヤーによる大攻勢をかけました。
……どうにかなるもんですね。
ありがとう。ドライヤーありがとう。ドライヤー考え出したひとありがとう。

いつも通りのかんなづき


もぎゃー。また留守にしおってからに……すみません。
ううむ、この怠慢続き、どうにかせねばなりませんね。


祭りでてんやわんやだったとはいえ、それはもう先週ですのに。
やあ、今年も無事に祭りが終わりました。
兄も怪我ありませんでしたし。良かった良かった。
何でも、祭りがしやすい場所(=屋台を担ぎやすい場所)をみつけたそうです。
『あそこおったら、他のとこ担げんぞー』と絶賛でした。
ただ『そのぶん一つタイミング間違えたら挟まれて即終わりやけどな』とのこと。
(注:屋台は微妙に差はありながらも、だいたい二トンから一・五トンくらいです)
『わしの前おったやつちょっと挟まれたけど無事やったなー。死んだ思ったけど』
まあともあれ怪我がなくて良かった良かった。
人死にもなくて良かった良かった。
毎年大量投入兵庫県警のおまわりさんがたごくろうさまでした。

今年も祭りのごちそうはおいしかったです。
期間中、わたしの体は五割があなごのお寿司で、二割はアルフォートでした。
家族にそう言ったら反応は『ちょっと気持ち悪いなそれ』でした。確かに。
でも最後らへんはアルフォート三割くらいになってました。ブラボーぶるぼん。
アルフォートホリックが残っているのか、このところチョコが欲しくてなりません。
カカオポリフェノールを渇望しています。チョコホリック!
でも体重は減るこの不思議。
多分体質的な問題かと。
ストレスが溜まると、それがダイレクトに体重へ響くほうなので。
ひゃほうーう、超利用します。むしろ悪用の域。


……そして以下は、お詫びです。
あまり気分のよくないものなので、閲覧の際はご注意を。

どちらにせよ片月見(縁起よくない)


昨日はさやさや冴えた清かな月でしたね。
十五夜を見逃してしまったので、せめて十三夜だけでもと。


まったく、月がきれ………。
―…いけません。危うく言っちゃうところでした。
意味二重になっちゃいますから、その台詞は言えません。
漱石先生の翻訳になってしまいます(笑)
でもほんと、素敵な訳ですね。あれ。


秋だから、というわけでもないのですけれど。
あれこれ読みたい本が増えて困っています。
特に、こないだポニョ行った所為で、また増えてしまいました。
ヴェルヌにもいいかげん手を出さねばならないのでしょうか。
冒険ものあんまり好きじゃないので、未読だらけなのです。
そもそもの話として、そんなに読書の幅が広くありませんしね。
去年は狂ったようにあれこれ見境なく手を伸ばしましたが。
お陰で沢山の本に触れられました。
色々ありすぎて、その中には。
『大好き!』なのがあったり『時間返せ!!』なのが混在してますが。
ともあれ、わたしにとっては玉石混交な百二十冊となりました。
今年はその半分を越えたら良いくらいかな?なペースです。
上半期ちょっと時間が取れなかったので。
収穫はモーガンを知ることができた、でしょうか。
モーガンほんとに良かった……。
短編集三冊しか残してらっしゃらないので、制覇も楽でしたし。
それは裏返せば、一気に読み終えて少しもったいない、ということでもですが。
三冊全部おすすめですが、敢えて選ぶなら『風の妖精たち』をおすすめします。

で。今はあれもこれもどれを読もう?と、さんざ指をうろうろさせた挙句。
司馬先生作品に、落ち着きました。
わたしが一方的に好きな素敵おじさまから、以前すすめられたので。
しばせんせ、わたしまだ二作くらいしか読んでいないのです。
腹を括って長編にかかりました。
一週間に一冊ペースなら、一ヵ月半は楽しめそうです。
因みに予備知識ゼロで挑んだので、知らないことばかり。
ファンの方には怒られてしまいそうですが、この楽しみ方、今回は正解でした。
知らないことだらけで。本当に知らないこといっぱいで。

自分の身長より大きな画用紙を、幾枚も幾枚もつづり合わせたノート。
それを床いっぱいに広げて、その前へ腹ばいになって。
とびきりおっきな鉛筆を握り締めて。
うんと腕を伸ばしたり、手前へちまちま動かしたり。
まっさらな場所へ、ぐりぐり夢中で書き込んでいるような。
そんな感覚があります。
勿論、足をぱたぱたさせながら。

戦国にはまりたての頃と、よく似た感覚です。
全く知りもしなかった、知ろうともしなかった世界が、きらきらひらけるような。
一心不乱にぐりぐりと、画用紙へ書き込むことが楽しくて楽しくてならない。
知ることがたまらなくよろこび。
あっちもこっちも、知識を手に取り。
そのままあんぐ、とまるのみしてしまいたくなる欲求。
あれもこれも、知りたくなる。
欲求の衝動に突き動かされるまま、指を伸ばす。
こういう、うきうききらきらした気持ちになれるのでしたら。
もとから知らないことばっか、というのも、悪いことではないのでしょうか。
なにせ白紙のとこ、多すぎなのです(笑)
開き直るのも良くはありませんけれどね。こそりとこれくらい、思うくらいは。
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