とまり木 常盤木 ごゆるりと
ひねもすのたのた
悲愴なまでの、悲惨なまでの
なんだかここ一週間ほど、感情の起伏が激しいような……。
色んなことが。一時に起こりすぎて。
出来事に押し潰されて、あぷあぷと喘いでしまいそうです。
けれど、ずっとそうしているわけにもいきません。
一つ、一つ。きちんと並べて、自分の中で整頓してゆかなくては。
まずは……そうですね。ムゲフロからいってみましょう。
以下、少々愚痴まじりとなっておりますので、お気をつけください。
反転はしておりません。
全面的な喜びを抱いておいでの方は、どうかお戻りを。申し訳ありません。
ふう。
最近、ムゲフロ新作について考えると、決まってこんな風です。
溜め息ばかりが漏れてしまいます。
しかも零した息の内容は、色んなものがないまぜで、無駄に複雑です。
もう起きてしまった決まってしまったことですから受け止めてはいるのですよ。
それでも。
少し前まで抱いていた純粋な楽しみが、やや色褪せたのは否定できません。
すみません、それこそ有頂天に楽しみな方も、いらっしゃるでしょうに。
むしろ、そんな方のほうが大多数でしょうに。
愚かなマイノリティは、息を潜めるべきなのでしょう……。
でも一つだけ、一つだけ書かせてください。
サーガからの新規参戦がモモちなのは理解しました。
『売れる』ため。……おおきいおともだち需要を見込まれたのでしょう。
ですからそこは、仕方のないことと諦めます。
けれど、わたしがどうしても悔しいというか、受け入れがたいのは。
コスモスのバージョン4躯体が稼動しているのを、最初に目撃するサーガ陣が。
必然的にモモちになってしまう、ということです。
本編を考えると、これは結構酷いことと思えるのですが…わたしだけでしょうか。
秩序の彼女は、誰のために動きましたか。
誰を守るために。今度こそ、失わないために。誰のために?
その身が砕けようと、灼けつこうと、何があろうと。
コスモスの行動理念は常に、シオンさんを中心にしてありました。
勿論、プログラムだから、というだけでなく。『彼女』が望んだからです。
それを全て、無視されてしまった気がしたのです。今回の情報で。
ほんと、これだけは、承服できません。
余程、本編できちんと理由づけをしてくれない限りは。
――さあ、いかがなさるおつもりです、森住さん。
前作から今作の間で、一度きちんと帰還してる、とかじゃないときつそうですが。
ああほんと。シオンさんが心配でなりません。
考えてもみてください。
エピ3におけるシオンさんの精神状態は、もう凄惨なまでに痛々しいものです。
軽く触れただけで血を噴き出しそうなほど、ささくれだちひびわれた。
そこへ突然の、コスモスの消失。
気の毒なくらいの恐慌状態が目に浮かぶようです。
ここまでが、前作。そして、新作。
――考えてもみてください。
コスモスが消え、ただでさえ体調の悪いシオンさんが寝込むのは、自明の理。
そうなると、一体誰が看病をするでしょう。
シオンさんが気を安らげ、くつろぎ、穏やかになって、油断の出来る相手。
しかもきちんと医療知識も持ち合わせた、器用な手の持ち主といえば。
ええ…モモちゃん、ですね……。
そんなモモちまでもが、姿を消したとなれば?
……あああああ……
シオンさんを看られそうな人もういないじゃないですか!
他のパーティメンバーを挙げてみても。
・ケイオスくん→料理壊滅的
・Jr.くん→U-TICでデータぶち壊しちゃうような人に看病は
・兄さん→言わずもがな
手も足も出ません。
はっ、ここはジギーですか。ジギーに任せるべきですか。
いやでも…モモちがいなくなったことで、ジギーも精神状態に不安が。
いなくなった大切な人を抱えるもの同士、かえって良いやもしれませんが。
本命ジギー、次点がカナン、といったところでしょうか。
うん、カナンなら。カナンならどうにか看てくれそうな気がします。
レアリエンの底力的な。
泣いていなければ良いのに、と思います。
いえ厳密に言えば…もうなかないで、と思うのです。
シオンさんが苦しみ、傷つき、涙にまみれるさまは、見ていてとてもつらい。
エピ3のシオンさんで真っ先に思い出す表情は、泣き顔です……。
目元を真っ赤にして、苦しみ抜いた、泣き顔。
これ以上シオンさんを苛まないでください……。
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祈るいのる
昨日は。本当なら、きちんと、日記をしたためるべきだったのでしょうけれど。
どうにも書くことができませんでした。
何を書いても、嘘になるような気がして。
地理的にはごくごく近い場所にいたくせ。
傷も、痛みも、何一つ負わなかったのですから。
思うことや記憶は多々あれど。
形にすると、すぐさま胡散臭い代物に成り果ててしまう。
だから飲み込んで、祈るのみ。
家の中で、息を呑みながら速報に見入っていた、あの朝。
家の中でさえ、あの朝の寒さは、肌を侵すように染みこむものでした。
祈りを。どうか。
…………なのに。
どうして、こんなことを思う日に、ひとがなくなるの。
おじいちゃん。三島の、平八のおじいちゃん。どうして……!
ああああああ。
あしたも私の素敵な…
素敵なものをたっぷり吸いこみ、どっぷり充足しています。
こんなに内側から満ち足りるなんて、ゼノオンリ以来やもです……!
……先日はお騒がせしました。お目汚しを。
第一報で怒りが有頂天になりましたが、直後深い悲しみに包まれました。
テンションの上がり下がりが、血圧に表されるものならば。
まず血管がぶち切れんばかりに急上昇した後、
顔が真っ青になって、世界が回り頭はぐるぐる、貧血で倒れこむ勢いでした。
取り敢えず、色んなものが乱高下しておりました。
今はまあ…吸いこんだ素敵なものに、だいぶ癒されまして小康状態です。
何かぽっかりと痛むものがあるようにも、思いますが。気のせいにする方向で。
決まったことは、決まったこと。
モモち、楽しんでおいでなさい。
物凄く教育に悪い環境な気もしますが、モモちなら大丈夫でしょう。
新世界ばりに男前な描写をしてくれれば、あの子に怖いものはありません。
三島さんとこのデビルなお父さんと、一対一で渡り合った子ですから……。
でもあの世界保護者ポジションがいませんよ。
一応、零児さんがいますが……ラブ話関連になると手も足も出ないはず。
ハーケン論外。駄狐然り。険悪二名は煽るだけ。
――こうなったら、神夜さんかアレディに期待しましょう。
どうかモモちを、よろしくお願いします。
素敵なもの。
ああそれはそれはすてきなものでしたよ。
美術館に映画の二本立て。一日で回るにはちょっときつかったです。
まあ美術館に四時間近くいたからいけないのですけれどね。
因みに映画は、東のエデンの劇場版です。素晴らしかったです……!
エデンに関しては、またこそりと感想が書きたいです。
とぷん、と。
頭から素敵なものに浸って、満たされ、沈んでゆく。
なんという快さ。
溜め息ばかりが漏れるような充足感にひたされ、初めて気づきました。
体の内側が餓えていたのですね。
ばかなことです。
そんなに飢えていたのなら、たべれば良かったですのに。
空腹に自分で気づけなかったなんて。
むくむくと、本が読みたいです。おなかの底から。
特に絵本。じゃんじゃか読みたくてなりません。
食べすぎや食あたりを気にせず、今は手当たり次第。
乱読上等。丁寧な暴飲暴食大歓迎。
耳と目を閉じ?
ムゲフロエクシード。新情報解禁なのですね。
新規参戦キャラなのですね。サーガ勢からなのですね。
噂だけは聞いていて。それでも信じずに、いたのですけれど。
確定ですね。
………………モモち、ですか。
……………
(※すみません、以下少々愚痴を含みますので、反転します)
うふ。ふふふ。
あはは。ふふ、あははは。
――落ち込むなんて、お門違い。
期待したわたしが悪いのです。願ってしまった、わたしが愚かなのです。
『少しでもシオンさんを救ってあげて欲しい』なんて思うから。
新世界で、あれほど素晴らしくシオンさんを描いてくれた森住さんならば。
悪罵と呪詛に塗れたシオンさんの評価を覆してくれるのではと。
ばかなことを夢見るべきでは、なかったのです。
ふふ、これでまた、シオンさんを罵倒する人が増えるのですね。
無数の嘲弄の声が、いまにも降り注いできそうです――
もう。たくさん。
テンションの上がり下がりする音が、聞こえるものならば。
第一報を聞いたわたしの側で耳を澄ましたのなら。
瓦礫が崩れ落ちるように派手な破砕音が轟き渡ったことでしょう。
びっくりするほど、テンションが下がりました。
いえでも…買いますよ。しかも限定版。サントラ欲しいですもの。
けれど、別に発売日当日に触れなくても、構わなくなりました。
楽しみにしている一方で、体の芯、更に奥の奥の深い場所。
とても大切な部分が、凍てついたようになってしまいました。
酷く、冷めているのです。
何が悪いというわけではないのです。
制作側としては、『売れる』ための手段を取っただけ。
そして出演が決まったモモちが悪いわけでは、当然ありません!
悪いのはわたしです。
勝手に願って、勝手に夢見て、勝手にすがったわたしが悪いだけ。
蜘蛛の糸が、すぱりと、切れただけです。
情報解禁を知り、公式サイトへ赴いたのですけれど。
重すぎて見ることが出来ません。昨晩から、ずっと。
全然読み込んでくれないのです。
まあ、わたしのパソが大概古い方だから、なのでしょうけれど。
昨夜以前は、普通に見られましたのに。不思議です。
こんなちょっとしたことにすら、小さく笑ってしまいそうです。
『お前は別に見なくてもいいよ』とゾハルにでも言われているようで。
いまだに新しい情報が一切見られません。
かといって、積極的に探す気力もありません。
なんだかもう…、もう……。
すみません、拍手のお返事は、また後日にさせてやってください。
今はちょっと……すみません。
二律背反あまいの強盗
前の日記でブロントさん語に触れたため、何か翻訳できないかと思い。
ゼノの台詞をあれこれ変換しようとしたのですが……。
途方もなく難しいです。ハーケン語並です。
わたしのような貧弱一般人では、とても扱える言語ではないようです。
日常に、ほつりと一粒。
隠し味のように落とすには、とても楽しい言葉だと思います。
何だかよく分からない面白みをもたらすスパイスとして、けだし優秀です。
自由に使いこなすことは、できそうにありませんが!
『ラムサス司令→キングラムんさス』くらいしか、浮かびませんでした……。
それはさておき。ああ、チョコレートが食べたい。
もえぎさんの血液の半分はチョコレートで出来ています。たぶん。
別にストレスがたまっているわけでも、ないと思うのですが。
むしょうに、あまいのが食べたくなっています。
しかもできれば、お菓子屋さんで売ってるような、きちんとしたの。
タルトをぺりぽり鳴らしたい。
クランチをぎむもしゃ噛み砕きたい。
ムースをほゆほゆ堪能したい。
なまはげがごとく、お菓子屋さんに襲撃をかけたくなってきます。
けれどまあ、当然の話ですが、そうすることもできないため。
仕方なく板チョコで、己が内に巣食うなまはげをなだめています。
明治で。ええ、明治で。板チョコは明治に限るのです。
そしてココアは森永なのです。食べ比べて飲み比べて確信しました。
チョコに関しては、CMは正しいと思います。
ともあれしばらくは、ばっきんがっきん板チョコをへし折りまくる予定です。
しかし、不思議なもので。
体はこうも、あまいのを求めているといいますのに。
どういうわけだか耳は、苦いのを求めています。
急に苦い音楽が聴きたくなりました。
で、ごそごそ部屋にあるCD置き場を物色していたのですが。
出てくる音楽がことごとく、却下されていきました。
『あ、これは夏の曲』『こっちは春』『確かに秋冬やけれど―…甘い』
『寒い』『透明すぎる』『いやだからこれ甘い』『惜しい。柑橘系』などなど。
ああでもないこうでもないと探すうち、あることに気付きました。
少々、意表をつかれました。
わたしの部屋に、苦い音楽は、ありませんでした――
いえ、あるにはあるのですよ。確かに!
けれどそれは、全部MDに入っておりまして。
そして、わたしのMDプレイヤーは現在故障のため使用不可なのです。
聴ける音楽は、CDだけ。その中に、苦いものが、ないのです。
あまりにも自分で驚いてしまったので、友人に報告してしまったくらいです。
もえぎ「わたしの部屋に、苦い音楽はなかったよ……」
友人「それよりも、きみが苦いのを聴きたがるほうにびっくりしたわ」
もえぎ「わたしかて、たまには苦いの聴きたいよ」
友人「でもなあ…」
もえぎ「いや、最近、甘いやつを連続して聴きすぎたもんやから」
友人「ちょっと塩辛いものが欲しくなった、みたいな」
もえぎ「ああ、それ。ほんとそれ」
結局、諦めずに探し続けて。ある意味妥協点を探し続けて。
ゲームのサントラにしようかなあ、とも思いましたが。
やはり、なかなかしっくりくるものがなく。
そろそろ降参すべきかと思っておりましたら。
隅に埋もれていた、あるCDを発見。
苦くはない。けれど。甘すぎるものではない。
敢えて言うなら『甘くない?』という、ギリギリのラインと判断し。
難航を続けた苦いの探しは、とうとう終着点に辿り着きました。
『ただしディスクの一曲目のみ』という条件をつけることで。
因みにその曲というのはこちら(別窓・音注意)
最初はギタドラで知って、あんまり可愛いのでCD買っちゃったのです。
まだ筐体に残ってるのかなあ…叩くときはバスドラが楽しかった。
天下無敵よただの庶民カー。フェイエリィに当てはめても可愛いっぽい。
でもどちらかというと、イドエリィのほうが似合いそうです。何となく。
この場合、設定は喫茶準拠でお願いします。
……聴いてたら、やっぱり甘いような気がしてきました。
あれ?