とまり木 常盤木 ごゆるりと
ひねもすのたのた
ぐるぐる巻いてぺてぺて焼いて、そんな淵から救い出すのは
日和もうららなお休みで。
あれやこれやを、平坦にも近い緩やかな起伏で過ごす日です。
と、思いきや。
昨夜、就寝直前にスパロボで隠し機体のフラグを立て損ねたままセーブしてしまい取り返しがつかなくなったことに気づき凹みすぎたあまり深夜二時を過ぎてもなかなか寝つかれなかったもえぎです。
どうしようもありませんね。
せっかく中断メッセージで悪を断つ剣が出てくれて大喜びでしたのに。
そんな喜びも、一瞬のものとなりました。どれだけ凹んでいるのかと。
お陰で起床してせっかくのお天気だというのに、どこか物憂く。
いえそんな上等なものではなく、ひたすらに自責と自嘲でああああ。
失敗しないよう気をつけよう、頑張ろうと心がけていた気構えが裏目に。
ともあれ。とてもゲームする気になれなくて。
開き直って、あれやこれやを、することにしました。
押入れ(自室の腐海その1)の中身を一部やっつけることに成功。
足の踏み場もなかった内部に、足の踏み場ができました。
一念発起してニット類を全部手洗い完了。
これ以上寒さがぶり返さないことを祈ります。もう四月も末ですし。
知り合いさんに差し上げるはちみつレモンのビスコッティ焼成。
二日前から準備していた、ハニーレモンが良い香り。無事、できました。
あとは。ふと思い立ち針金ハンガーリメイクに没頭。
押入れから連鎖したようなものなのですけれど。
せっせと服を針金ハンガーにかけても、結構ずりおちるのがあるのです。
途中までは、ハンガーを曲げたりして対応しましたが。それでも落ちて。
そしたら咄嗟に。
落ちるならば落ちないように加工すればいいじゃない、と閃いたのです。
以前に、本か何かで見たのですよね。ハンガーリメイク。
とはいえ、大層なことではなく、単に要らない布をぐるぐる巻くだけ。
去年、あんまり使い勝手の良くなさそうな布を買っていたのです。
欲しいのは、ほんの五センチ四方だったのですが…最低単位は数十センチで。
たっぷり余ったそれを、有効活用してしまおうと思ったのです。
で、ただ巻くだけじゃあつまらないのでボタンをつけてみたり。
同じボタンをつけたら面白くないので全部種類を変えてみたり。
でも貴重なボタンは使いたくないので数に余裕があるのだけ選抜したり。
そのうちボタンストックがなくなってきたのでチャームも動員したり。
気がつけば、十本前後作りまくっていました。
ちょっとびっくりしました。でも、単純作業が楽しくって……。
ともあれ。
押入れ(多少)すっきり。服もぴしりとハンガーにおさまり。
本も読んで。音楽も聴いて。ホットレモンも飲んで。
なかなか、有意義な休日ではと思います。
……なので、いつまでも隠し機体の件で凹むわけには。
そんな思いを胸に秘め、ビスコッティを作っていた時のことです。
鳴る呼び鈴。
渡される白い袋。
それは、勿論。
雑貨屋さんのお姉さんありがとうございまああぁぁぁぁぁす!!
うわあん。わあぁん。こんなタイミングだなんて。
くう。これが届いた以上、凹むわけにはいきませんね。
いらっしゃいな、可愛い子。あなたをずっと待っていました。
これからどうか、よろしくね。
わたし…わたし頑張ってスパロボするよ……。
これだけのことを総動員して、やっと凹みから立ち直れそうやも、なんて。
どのくらいわたし隠し機体で落ちこんでいたのという話ですね。
恐るべし、スパロボ。
おいで、おいで。可愛いあのこ
むきゃあああぁぁ、かばん完成しましたあああぁぁぁ!
現在、こちらに宅配中だそうです。ああ、楽しみです。
雑貨屋さんのお姉さんから連絡があったのです。
発送が終わり次第、お知らせしますねーとは言われてましたけれど。
頭から『完成までには二週間。約、二週間』と思いこんでましたので。
まさかの十日以内という結果に、電話口で素っ頓狂な声が出ました。
もえぎ「もうできたんですか!?」
お姉さん「はい! 早くできましたー。可愛くできましたよ!」
『可愛くできた』というその一言でわたしのときめきが有頂天。
嬉しくって嬉しくっていっぱいお礼を繰り返してしまいました。
電話の向こうから、お姉さんのくすくすした笑顔が浮かぶようでした。
……こっちのおかしいテンションに気づかれたのやもですね。
や、でもあの状況で平静は保てませんでした。
辛く、苦しくとも、『約二週間でかばん』というのを心の支えとして。
歯を食い縛って踏ん張ってきたわたしには、溢れんばかりの喜びなのです。
ああ、やっと会える。やっと触れられる。
ずっと、あなたを待っていたのです。
届いたら、嬉しそうに写真載せたりしてるやもしれません。
すみません、今度ばかりは、自慢させてやってください(笑)
わたしのかわいいかばんー!
そしてかばんの後にあれなのですが、こそりとスパロボ独り言。
隠し武器や機体のための撃墜数稼ぎがつらいですー…。
まんべんなく平均的に育てるのが好きなので、余計に。
あと、ナンブのお兄さんをトップエースにできないのもつらい。
やはりトップエースは主人公でしょう、と思いがちなので。
ブリットくんに座を明け渡すのもどこか悔しいので、ここは妹さんに。
……とか言ってましたら、カイ少佐も稼がないとなのですね。ああもう。
OG1をしている間、ATXチームは家族みたいだと思っていたのです。
おしゅうとさん、若夫婦、でっかい息子さん。の四人家族で。
けれど、両方のルートをクリアしてみましたら。
結局、SRXチームも家族みたいだと思いました
しっかり者の姉、仲良く喧嘩な弟二人、腹に一物家庭教師。な感じで。
2になって家族構成にも変化が現れますけれど。
まだそんなに親しくなっていないので、どうなることやら楽しみです。
ATXにクスハさんが入ったら、若夫婦とでっかい息子にその許嫁、ですね。
妹さんはどんなポジションになるのでしょうー。
SRXは…取り敢えずヴィレッタさん出てきた瞬間に『鎖骨!』と叫びました。
それでは次なる戦場へと
……うええぇぇ、肌に謎の発疹があああぁ。
くう。前にもちょっと出たのですが、いやこれほんと何。
風邪ですか。熱ですか。原因何なの一体。
まあ、先週後半はランナーズハイで乗り切ったようなものですしね……。
無理がたたりましたか。や、でも無理をしないことにはでしたし。
じんましんでなければ大丈夫、と自分に言い聞かせています。
取り敢えずホットレモン飲んだのでなおれー、なおれーと念じておきます。
しかも、以前に頂いた、ちょっと良いはちみつまで入れておいたのですよ!
ホットレモンは万能の妙薬。
そんなこんなでスパロボOG1リュウセイさんルート終わってわーい。
む。そういえば、このたびはプレイ感想ちっともですね。
書く気になれないというより、そこまでの余裕がないのです。
ここしばらく、ストレスやら何やらで文字通り潰れそうでして。
言葉は悪いのですが、スパロボプレイがはけ口みたいになっていて。
プレイに没頭することで、ようよう、精神の安定を図っていたようです。
なぜこんな流れになったかと申しますと全体的に悪を断つ剣の所為です。
でも後悔はしていません。出会ってくれてありがとう、悪を断つ剣。
話がそれてますね。
では、少しだけ、リュウセイさんルート感想。
……こっちから初めてりゃ良かった。です。
多分、難易度ナンブのお兄さんよりこっちのが低いのでは。
二周目で要領を得ていた、というのを抜きにしても、そんな印象。
お陰で楽しくプレイできました。あと、凄く新鮮でした。
ハガネクルーと会うのは、ナンブのお兄さんルートだと中盤なので。
リュウセイさんと出会うのは、リュウセイさんが戦いに慣れた頃。
それこそ、ナッコォとかライホォとか言ってる姿しか知らなくて。
あんなに腰が引けてる、おそるおそるな姿にびっくりでした。
最初はあんな風だったのですね……。
一周目からなぜだか好きだったリョウトくんが更に好きになったり。
一周目からやっぱり好きだったイルムさんがますます好きになったり。
リュウセイさんのお母さんの綺麗さと年齢に驚愕したり。
色男さんの風を感じてる立ち絵とか初めて見るものに感心したり。
ルート分岐でこんなに展開が変わるものなのかと驚いたり。
ブリットくんはこっちのほうに見せ場があるのはどうしてと思ったり。
ヴァルシオンは赤いものだったり。
あれこれ。色々。それはそれは、楽しませて頂きました。
そうそう。今回、珍しい現象が起きました。
もえぎさんは普段から根っからのおんなのこひいきなのです。
そして、好きなキャラもおんなのこが大半を占めがちです。
のに。このたびは、どういうわけか男性陣と割合が逆転。
好きなキャラを指折り数えましたら、圧倒的に男性陣。実に珍しい。
特に珍しいのは。いっそ稀有と言っていいのは。
わたしが置鮎氏キャラを大好きになったことです。
最初は、色男さんの曲が好きだったのです。
多分、曲で言ったら、いまでも一番好きな曲だと思います。
そこから段々気になって、気がつけば好きな上位に。
あまりの驚きに、友人へ報告してしまったくらいです。
でも『こんなに氏の声で好きなのは景清兄ちゃん以来だよ!』
な、説明だったので、それもどうなのというような顔をされました。
続けて『次点はカッツェさんだよ!!』とも言いましたが逆効果でした。
まあ、つまり、氏の正統派美形キャラで好きなのが珍しい、ということで。
とはいえ景清兄ちゃんが大好きなのは揺るぎませんよ!勿論カッツェさんも!
結論:声優さんはすごい
桜のころから緑のころへ、そろりとあなたを待ちましょう
前の日記で、わたしは書きました。
『ほんにぬくいこと』『コートがしまえる』『またぶり返すやも』と。
案の定です。
ええしかもおもっきし風邪ひきましたよむきー。
一日静養して治すかーと思いましたら急にシフトが。
仕方がないので別の日にお休みを、と思ったら急に退職者。
まあサボるかゴネるかしかしない人でしたので要りませんけれど。
穴埋めるのはわたし。喉が。喉がえらいことに。しみるー。
わたしの喉が業務でマッハ。いやほんと血が滲みそう。
何なのほととぎすなの。ほととぎす気取りなの。
でも、段々何も感じなくなってきました。
ランナーズハイみたいですね。ふふふ、がんばるぞー、おー。
愚痴っぽくてすみません。
本当に書きたかったのは、こんなことではないのです。
もっと別のことを、嬉しいことを、残しておきたくて。
うきうき。胸躍る。明日が楽しみになるような、こと。
ずっと大好きな雑貨屋さんがあるのです。
大阪なので近くはなく…でも寄れるならばなんとか寄ろうとする。
数ある雑貨屋さんの中でも、抜きんでて素敵なお店。
そこで、セミオーダーのかばんをお願いしてきました。
何だか最近、とってもかばんが欲しくって。
それとなく探していたのですけれど、どうも思うのがみつからず。
ですので、ならばいっそのこと頼んでしまおうと思ったのです。
以前にも一度、作って頂いたことが、ありましたので……。
先日、友人らと一緒にお店へ足を運びました。
サイトでかばんの形や種類は知っていたのですけれど。
大きさや容量なんかは、実際手に取らないと分かりませんものね。
見本で並べられている、たくさんのかばん!
ポーチ風、ヒップバッグ風、ボストン風、トート風……。
形のみならず、布の種類もどっさりで。
同じ形でも、春夏用にと、リネンで作られたものもあります。
さあさ。どれにする? と。
よりどりみどりすぎて、目移りきょどきょど、幸福な逡巡。
中にものが入りきるかしら…と悩んでおりましたら。
どうぞ入れてみてください、とお姉さんのご厚意。
お言葉に甘え、いそいそと中に詰めさせて頂きました。
お財布、ポーチ。あとちょっぴりの隙間。
それだけあれば、十二分。
横から友人の助言が飛び交うも、それでも形は決まらない。
なら、布から決めてみては、との言葉に乗りました。
そう。このお店でお願いするかばんは、『セミオーダー』。
形は決まったものですが、布は店内の好きなものを指定できます。
その布も、国内外のデッドストックが主の、大変味わい深いものたち。
何とも言えない色味や柄で、可愛くてならないのです。
たまに『この色はおかしいやろ…』というのがあったりますが。
因みにそれは決まってドイツです。……色盲の方が多い国ですしね。
で、やっぱり。今度は、布で、悩みます。
かばんにするには淡いのでは、でもこっちは濃いのでは、と。
果てしのなさすぎる議論がさんざに交わされます。
そのうち、お店のお姉さんまでが参加して、積み上げられる布の山。
わたしは一目ぼれするような布を探して。
友人とお姉さんはわたしには何色が似合うかで盛り上がり。
気になる布を幾つか手に取って、かばんの形に合わせてみて。
リネンにするならどうかと更に議論を進ませ。
四人がかりでああでもないこうでもないと意見を競わせた結果。
とうとう。布と、形が、決まりました。
けれど、これでおしまいでは、ありません。
最後の仕上げ。お姉さんとの、打ち合わせ。
布と形が決まっても、まだ指定する箇所が残っています。
かばんの端を飾り、また補強する、革部分はカラメル色? キャメル色?
肩紐部分は同じ色の革ベルト? それともチェーン?
あとあと、革部分に入るステッチ糸はどの色に?
ステッチ糸は同系色でまとめるべき?
それだとまとまりすぎるから、別の色が良さそう?
一番良いのは、布にも入ってる色を使うこと! などなど。
お姉さんと細かい部分まであれやこれやと話し合って。
郵送依頼だとか伝票処理だとかを済ませましたら。
ようやっと。お願い、完了となりました。
時間計ってませんでしたが、どれだけかかったのやら……。
でも、迷う時間すら、とても心浮くものでした。
待たせてしまった友人には申し訳ありませんけれど。
二週間くらいで、お届けします、と。お姉さんは微笑まれました。
二週間くらい、いくらでも待てます、と。わたしは思います。
人によっては煩雑とも、冗長とも取れる時間をかけての、依頼。
既製品をお店でぽんと買うのも楽しいものですけれど。
こうして、かばんという形になる前から関わって。
やがて来る、生まれる前から楽しみにしていた子を、待ち侘びる。
間に緩やかな時間が流れるこんな関係も。
わたしは、随分、快いと思います。
さあ。二週間。どんな二週間?
確かなのは、あなたが来るまで、胸がくるくるおどること。
続きに拍手のお返事です!
針と糸との未来生活
まあ、ほんにぬくいこと。
ようやっと、コートがしまえるかもですね。ああ長かった!
けれど、こうして油断したところをまたぶり返すやも。
このたびの寒さは本当にしつこい。いつまでもコート大活躍でした。
今年の頭からのコート生活は大変満足のゆくもので。
片付けるのがちょっと惜しいくらいです。
袖を通すたびにうきうきできるというのは、良いことです。
ボタンとかつけて、自分で改造したので、余計に愛着が。
あ。念のため申し上げておきますが、わたしのお裁縫の腕は実に気の毒です。
ゲームにも言えることですけれど、真実、下手の横好きです。
今日もブックカバー作っててまた流血してましたし。
へなちょこな針目で、ぶかっこうな出来だからこその、愛着?
いえいえ。針と糸と、指で触れた、感触からの親しみ。
同じ時間と空間を共有して、対峙したことによる、親愛なのでしょう。
自分が触れた。関わった。そう思うと、色んなものが大切に思えます。
やれやれ、単純ですね。
久し振りに何かを作りたいと思い立ちまして。
ちいこいノートのためのブックカバー(ノートカバー…?)作りました。
可愛いちいこいノートが欲しかったのですけれど、みつからなくて。
仕方なく、キャンパスの多分一番小さいノート買ったのです。
けれど、それだけじゃあ可愛くないので、じゃあカバーを、と思い。
目分量で布を裁って適当に縫い合わせてみました。
覆った表紙の端っこがちょっとカバーから覗くようになりました。
いわんこっちゃありません。
現在、ノートの上に広辞苑を積んでカバーもろともプレス中です。
……足りないぶん、布、少し伸びないかな、と思いまして。
ええ悪足掻きです。よくあることです。
でもまあ、一応それっぽくできただけでも、よしとしましょう。
ほんのりした口惜しさは、レースや小さい金の星をつけて晴らしました。
素材、色々と買いだめしておくものですね。
さて。数日経ってプレスの終わった後は、どうなることやら。
素材ばっか買いすぎて、そこそこ入れ物も賑わってきました。
レースやリボン入れてる壜なんて、もう限界なくらいです。
そろそろ、シオンさんモチーフのペンダントトップ作ろうかと策略中です。
彼女のために用意した素材は。花。うさぎ。星。音符。
これらを上手く、組み合わせられたら良いのですけれど。
シオンさんぽいからと、全てを投入はできないのです。
これら、全部メタルチャームなので、全部使うと、ちょっとうるさい。
足し算は楽なのですが、バランスを考慮した引き算が難しいです。
金属なものだけでなく、ガラスビーズや、ボタンなど添えるのも視野に。
彼女らしい、可愛いものが作れたらと思います。
続きに拍手のお返事です!
これまでが、寒くて寒くて。
お陰で、お誕生日に桜が咲いているというのも、よいものですね。