とまり木 常盤木 ごゆるりと
ひねもすのたのた
それでは次なる戦場へと
……うええぇぇ、肌に謎の発疹があああぁ。
くう。前にもちょっと出たのですが、いやこれほんと何。
風邪ですか。熱ですか。原因何なの一体。
まあ、先週後半はランナーズハイで乗り切ったようなものですしね……。
無理がたたりましたか。や、でも無理をしないことにはでしたし。
じんましんでなければ大丈夫、と自分に言い聞かせています。
取り敢えずホットレモン飲んだのでなおれー、なおれーと念じておきます。
しかも、以前に頂いた、ちょっと良いはちみつまで入れておいたのですよ!
ホットレモンは万能の妙薬。
そんなこんなでスパロボOG1リュウセイさんルート終わってわーい。
む。そういえば、このたびはプレイ感想ちっともですね。
書く気になれないというより、そこまでの余裕がないのです。
ここしばらく、ストレスやら何やらで文字通り潰れそうでして。
言葉は悪いのですが、スパロボプレイがはけ口みたいになっていて。
プレイに没頭することで、ようよう、精神の安定を図っていたようです。
なぜこんな流れになったかと申しますと全体的に悪を断つ剣の所為です。
でも後悔はしていません。出会ってくれてありがとう、悪を断つ剣。
話がそれてますね。
では、少しだけ、リュウセイさんルート感想。
……こっちから初めてりゃ良かった。です。
多分、難易度ナンブのお兄さんよりこっちのが低いのでは。
二周目で要領を得ていた、というのを抜きにしても、そんな印象。
お陰で楽しくプレイできました。あと、凄く新鮮でした。
ハガネクルーと会うのは、ナンブのお兄さんルートだと中盤なので。
リュウセイさんと出会うのは、リュウセイさんが戦いに慣れた頃。
それこそ、ナッコォとかライホォとか言ってる姿しか知らなくて。
あんなに腰が引けてる、おそるおそるな姿にびっくりでした。
最初はあんな風だったのですね……。
一周目からなぜだか好きだったリョウトくんが更に好きになったり。
一周目からやっぱり好きだったイルムさんがますます好きになったり。
リュウセイさんのお母さんの綺麗さと年齢に驚愕したり。
色男さんの風を感じてる立ち絵とか初めて見るものに感心したり。
ルート分岐でこんなに展開が変わるものなのかと驚いたり。
ブリットくんはこっちのほうに見せ場があるのはどうしてと思ったり。
ヴァルシオンは赤いものだったり。
あれこれ。色々。それはそれは、楽しませて頂きました。
そうそう。今回、珍しい現象が起きました。
もえぎさんは普段から根っからのおんなのこひいきなのです。
そして、好きなキャラもおんなのこが大半を占めがちです。
のに。このたびは、どういうわけか男性陣と割合が逆転。
好きなキャラを指折り数えましたら、圧倒的に男性陣。実に珍しい。
特に珍しいのは。いっそ稀有と言っていいのは。
わたしが置鮎氏キャラを大好きになったことです。
最初は、色男さんの曲が好きだったのです。
多分、曲で言ったら、いまでも一番好きな曲だと思います。
そこから段々気になって、気がつけば好きな上位に。
あまりの驚きに、友人へ報告してしまったくらいです。
でも『こんなに氏の声で好きなのは景清兄ちゃん以来だよ!』
な、説明だったので、それもどうなのというような顔をされました。
続けて『次点はカッツェさんだよ!!』とも言いましたが逆効果でした。
まあ、つまり、氏の正統派美形キャラで好きなのが珍しい、ということで。
とはいえ景清兄ちゃんが大好きなのは揺るぎませんよ!勿論カッツェさんも!
結論:声優さんはすごい
桜のころから緑のころへ、そろりとあなたを待ちましょう
前の日記で、わたしは書きました。
『ほんにぬくいこと』『コートがしまえる』『またぶり返すやも』と。
案の定です。
ええしかもおもっきし風邪ひきましたよむきー。
一日静養して治すかーと思いましたら急にシフトが。
仕方がないので別の日にお休みを、と思ったら急に退職者。
まあサボるかゴネるかしかしない人でしたので要りませんけれど。
穴埋めるのはわたし。喉が。喉がえらいことに。しみるー。
わたしの喉が業務でマッハ。いやほんと血が滲みそう。
何なのほととぎすなの。ほととぎす気取りなの。
でも、段々何も感じなくなってきました。
ランナーズハイみたいですね。ふふふ、がんばるぞー、おー。
愚痴っぽくてすみません。
本当に書きたかったのは、こんなことではないのです。
もっと別のことを、嬉しいことを、残しておきたくて。
うきうき。胸躍る。明日が楽しみになるような、こと。
ずっと大好きな雑貨屋さんがあるのです。
大阪なので近くはなく…でも寄れるならばなんとか寄ろうとする。
数ある雑貨屋さんの中でも、抜きんでて素敵なお店。
そこで、セミオーダーのかばんをお願いしてきました。
何だか最近、とってもかばんが欲しくって。
それとなく探していたのですけれど、どうも思うのがみつからず。
ですので、ならばいっそのこと頼んでしまおうと思ったのです。
以前にも一度、作って頂いたことが、ありましたので……。
先日、友人らと一緒にお店へ足を運びました。
サイトでかばんの形や種類は知っていたのですけれど。
大きさや容量なんかは、実際手に取らないと分かりませんものね。
見本で並べられている、たくさんのかばん!
ポーチ風、ヒップバッグ風、ボストン風、トート風……。
形のみならず、布の種類もどっさりで。
同じ形でも、春夏用にと、リネンで作られたものもあります。
さあさ。どれにする? と。
よりどりみどりすぎて、目移りきょどきょど、幸福な逡巡。
中にものが入りきるかしら…と悩んでおりましたら。
どうぞ入れてみてください、とお姉さんのご厚意。
お言葉に甘え、いそいそと中に詰めさせて頂きました。
お財布、ポーチ。あとちょっぴりの隙間。
それだけあれば、十二分。
横から友人の助言が飛び交うも、それでも形は決まらない。
なら、布から決めてみては、との言葉に乗りました。
そう。このお店でお願いするかばんは、『セミオーダー』。
形は決まったものですが、布は店内の好きなものを指定できます。
その布も、国内外のデッドストックが主の、大変味わい深いものたち。
何とも言えない色味や柄で、可愛くてならないのです。
たまに『この色はおかしいやろ…』というのがあったりますが。
因みにそれは決まってドイツです。……色盲の方が多い国ですしね。
で、やっぱり。今度は、布で、悩みます。
かばんにするには淡いのでは、でもこっちは濃いのでは、と。
果てしのなさすぎる議論がさんざに交わされます。
そのうち、お店のお姉さんまでが参加して、積み上げられる布の山。
わたしは一目ぼれするような布を探して。
友人とお姉さんはわたしには何色が似合うかで盛り上がり。
気になる布を幾つか手に取って、かばんの形に合わせてみて。
リネンにするならどうかと更に議論を進ませ。
四人がかりでああでもないこうでもないと意見を競わせた結果。
とうとう。布と、形が、決まりました。
けれど、これでおしまいでは、ありません。
最後の仕上げ。お姉さんとの、打ち合わせ。
布と形が決まっても、まだ指定する箇所が残っています。
かばんの端を飾り、また補強する、革部分はカラメル色? キャメル色?
肩紐部分は同じ色の革ベルト? それともチェーン?
あとあと、革部分に入るステッチ糸はどの色に?
ステッチ糸は同系色でまとめるべき?
それだとまとまりすぎるから、別の色が良さそう?
一番良いのは、布にも入ってる色を使うこと! などなど。
お姉さんと細かい部分まであれやこれやと話し合って。
郵送依頼だとか伝票処理だとかを済ませましたら。
ようやっと。お願い、完了となりました。
時間計ってませんでしたが、どれだけかかったのやら……。
でも、迷う時間すら、とても心浮くものでした。
待たせてしまった友人には申し訳ありませんけれど。
二週間くらいで、お届けします、と。お姉さんは微笑まれました。
二週間くらい、いくらでも待てます、と。わたしは思います。
人によっては煩雑とも、冗長とも取れる時間をかけての、依頼。
既製品をお店でぽんと買うのも楽しいものですけれど。
こうして、かばんという形になる前から関わって。
やがて来る、生まれる前から楽しみにしていた子を、待ち侘びる。
間に緩やかな時間が流れるこんな関係も。
わたしは、随分、快いと思います。
さあ。二週間。どんな二週間?
確かなのは、あなたが来るまで、胸がくるくるおどること。
続きに拍手のお返事です!
針と糸との未来生活
まあ、ほんにぬくいこと。
ようやっと、コートがしまえるかもですね。ああ長かった!
けれど、こうして油断したところをまたぶり返すやも。
このたびの寒さは本当にしつこい。いつまでもコート大活躍でした。
今年の頭からのコート生活は大変満足のゆくもので。
片付けるのがちょっと惜しいくらいです。
袖を通すたびにうきうきできるというのは、良いことです。
ボタンとかつけて、自分で改造したので、余計に愛着が。
あ。念のため申し上げておきますが、わたしのお裁縫の腕は実に気の毒です。
ゲームにも言えることですけれど、真実、下手の横好きです。
今日もブックカバー作っててまた流血してましたし。
へなちょこな針目で、ぶかっこうな出来だからこその、愛着?
いえいえ。針と糸と、指で触れた、感触からの親しみ。
同じ時間と空間を共有して、対峙したことによる、親愛なのでしょう。
自分が触れた。関わった。そう思うと、色んなものが大切に思えます。
やれやれ、単純ですね。
久し振りに何かを作りたいと思い立ちまして。
ちいこいノートのためのブックカバー(ノートカバー…?)作りました。
可愛いちいこいノートが欲しかったのですけれど、みつからなくて。
仕方なく、キャンパスの多分一番小さいノート買ったのです。
けれど、それだけじゃあ可愛くないので、じゃあカバーを、と思い。
目分量で布を裁って適当に縫い合わせてみました。
覆った表紙の端っこがちょっとカバーから覗くようになりました。
いわんこっちゃありません。
現在、ノートの上に広辞苑を積んでカバーもろともプレス中です。
……足りないぶん、布、少し伸びないかな、と思いまして。
ええ悪足掻きです。よくあることです。
でもまあ、一応それっぽくできただけでも、よしとしましょう。
ほんのりした口惜しさは、レースや小さい金の星をつけて晴らしました。
素材、色々と買いだめしておくものですね。
さて。数日経ってプレスの終わった後は、どうなることやら。
素材ばっか買いすぎて、そこそこ入れ物も賑わってきました。
レースやリボン入れてる壜なんて、もう限界なくらいです。
そろそろ、シオンさんモチーフのペンダントトップ作ろうかと策略中です。
彼女のために用意した素材は。花。うさぎ。星。音符。
これらを上手く、組み合わせられたら良いのですけれど。
シオンさんぽいからと、全てを投入はできないのです。
これら、全部メタルチャームなので、全部使うと、ちょっとうるさい。
足し算は楽なのですが、バランスを考慮した引き算が難しいです。
金属なものだけでなく、ガラスビーズや、ボタンなど添えるのも視野に。
彼女らしい、可愛いものが作れたらと思います。
続きに拍手のお返事です!
これまでが、寒くて寒くて。
お陰で、お誕生日に桜が咲いているというのも、よいものですね。
それを失うことなど
今年は寒かった所為か、こんな時期でも桜が楽しめますね。
さくら、さくら…あちらもこちらも、まださくら。
友人とお花見行ってきましたー。
でも、そんな大層なことではないのです。
ペットボトルとクッキー缶を小脇に抱えていたくらいです。
むしろこれお花見と呼ぶのもおこがましいレベルですね。
や、まあ、本人たちはお花見と認識しておりますので…ご容赦を。
ソメイヨシノはどこか青褪めた風情。腺病質とでも申しましょうか。
ですので、見ていてなんだか、桜である以上に儚げに思えます。
お天気がうすぼんやりと雲のかかった水縹な空だったりしますと。
花と空の境が曖昧になって、なおのこと頼りない。
そのため、あんまりソメイヨシノばかりだと、空気が青く冷めていて。
うっかりすると悲しくなってしまいそうな気がします。
一方。葉と共にわんと咲き出す山桜の力強さ。
寄りかかってもきっと大丈夫、と安心できそうな元気さに溢れています。
でもやはり桜は桜。あらゆる秘め事もきっと、婉然と抱いてしまう。
なれより他にしるひともなし。
無邪気にぽわぽわ愛らしいのは八重。個人的に、特に好き。
あんまりにもまん丸く咲きすぎて、手鞠みたいになってるのときたら。
洛にいた時は、見かけると妙に嬉しかったです。場所が場所だけに。
『きょうここのえに!』って、一人でうきうきしてました。
そう、洛。
春のあそこは、本当に綺麗でした……。
観光名所だけでなく、何気ない街角のおちこちが。
あの道は……九条だったでしょうか、十条だったでしょうか。
日々のお買い物や、映画館へ向かう、いつもの道。
自転車で駆けて駆けて、川にかかる道を、うんとこさ越えようとして。
ふ、と。ペダルを止める。
川の両岸から身を乗り出すように空間を満たす桜、サクラ、さくら。
思わず声もなく見入る側を、車が平然と走ってゆく。
周りに緋毛氈も、群衆も、ごちそうもなく、あるのはアスファルトの地面。
それでもわたしは、あの川の上から眺める桜が大好きでした。
あと、もう一つ。とびきり好きだったのは。
わたしの住んでいた部屋は、ご近所に小学校がありました。
そして当然のことながら、小学校には桜があります。
うららな春の日、何気なく部屋の窓を開けましたら。
ふぅより、飛んでくるものがあります。
網戸越しに、思わずにっこり。
桜の花弁。
ようこそ、いらっしゃい、と。窓を全て開け放したくなったものです。
花弁をどっさり捕まえたいわけではないのです。
ただ、部屋まで遊びにきてくれたのが嬉しくて。
思わぬ来訪者にすっかり気持ちもうららかで。
さあ何をしよう、と思案することさえ幸せになれたのですよ。
お掃除?買い物?お昼にしたら、お昼寝しますか。
そんな他愛のない日常の、なんて、幸福であったことか。
ありふれた日々の記憶には、桜がそっと寄り添っています。
たわごと
風邪気味でややふらくらしておりましたが、どうにか回復。
ぽんやりした頭で、とりとめのないことを考えていました。
良い文章、とは何でしょう。
唐突ですみません。
いえ、ちょっといもうとぎみの言葉を拝見していて、ふと。
文章力なんて言葉がありますけれど、定義は曖昧ですね。
画力、なら少なくともあるレベルまでは一目瞭然でしょうけれど。
文章力。語彙、構成、発想、描写、技術……他にもまだまだ?
ああ。裏付けとなる知識も当然不可欠なものでしょうし。
様々な要素の集積。これは、画力とも同じですね。
けれど、明確な定義となると、どこかぼやけてしまいます。
かいおんじせんせは、目眩がしそうに絢爛豪華。
ふじさわせんせは、素朴にやさしく温かい。
しばりょせんせは、時折ぞくりとするほど冷徹な視点で。
当然のことながら作家さんでも個性は様々。
それでも誰がだめとかでもなく、皆に味があって優れたもの。
ようは受け取り手の嗜好と価値観に左右されるような。
人気の作家さんでも、わたしどうにも苦手な方いはりますし。
なら、わたしは何を書いてきたのでしょう。
納得できるものもたまにありますが、基本的には日々精進です。
良い文章だなんて、おこがましくて言えませんが。
お気に入りのものといえばどれかなあ、と考えてみて。
咄嗟に思い浮かんだのは、どういうわけかバハラグのお話でした。
何だか前にも日記で言うてた気がしますね。これ。
レンダーバッフェの、一人称のやつ。
自分でもよく分からないのですが、むしょうにあれがお気に入りです。
拙宅のメインであるゼノ系でなく、内容もわたしには珍しく一人称。
なのにあれだけは、妙に満足していたりするのです。
今まで書いてきた他のお話と何が違うのかしらと思います。
……そういえば、バハラグのドラゴン系の話は大体お気に入りやも。
何故。人外だからですか。人外愛だからですか。
ゼノならどれ?とも考えてみたのですけれど。
どーにも数が多すぎて、分からなくなってしまいました(笑)
書いてる本人でさえ数を把握できていないって一体。
十年以上書いてますからねえ。初期のはいーかげん消したいです。
あれこれだけの年数書いてるっておかしい?ふ、ふつーですよね!
ともあれ数えたことってないのですよ。また確認してみましょうか。
けれど、今置いてるやつ以外に削除したやつもありますしね。
まあ、生き残ってるぶんだけでも……。
接触者対存在は書きすぎて。良い悪いとかいう判断さえつかないのです。
あのふたりを書くのは、ごく当たり前の行為。
呼吸に近い、無意識な指の流れ。
何だか、ずんずん話がそれてますね。良い文章はどこー。
昔。書くことは、呼吸だと思っていました。
意識するまでもない自然の行為。
でもそれから、少し変わってきました。
書くことは、受胎なのやも、しれません。
あるものを受けた。なにかが芽生えた。
ならばそれを産み落とすのは当然のことではと。
意識はするし、作戦も練る、それでも自然なことには変わりない。
ここ数年は、そう思いながら書いていました。
でも―…また、それも違うのでは、と思い始めました。
じゃあ何?と問われれば、まだ答えを用意することはできません。
うごうご、ぐるぐる。考えを巡らせながら。
自分の手の内にありながら、まだ分からないでいるそれを、見つめています。